[飛騨市　ほっと知るメールひだ] 防災・防犯 (No.1518517)

※全登録者へ配信しています。

飛騨地域の感染者急増に伴い、都竹市長から市民の皆さまへメッセージを発出しました。

▼市長メッセージ動画
https://youtu.be/i35_TNx0y4A

▼原文
飛騨市長の都竹です。新型コロナの感染者は、全国的にも、岐阜県でも高止まりの状態が続いており、岐阜県に対する「まん延防止等重点措置」の指定が6月20日まで継続されることとなりました。

飛騨市においても、4月の感染者が4人、5月が29日までで9人と、陽性者の確認が続いています。このうち７人は、飛騨市民病院での入院患者とそのご家族で、飛騨市初のクラスターとなりました。

飛騨地域全体でも同様に感染が拡大し、5月は約120名となっています。感染者を受け入れていただいている高山市・下呂市内の病院では病床が逼迫し、一時期は8割を超え、一般の診療にも支障が出た状態でした。今も6割近い病床が埋まっており、綱渡りの状況が続いています。

このため、飛騨三市一村が連携し、合同緊急アピールを発表しました。6月上旬・2週間の感染者ゼロを目標とし、飛騨地域の住民の皆さんに感染対策の徹底を改めてお願いするのがその狙いです。

と言っても、感染対策の内容がこれまでと変わるわけではありません。マスクの着用や手指消毒、人との距離の確保、密になる状況の回避、できるだけ移動を控えること、飲食時には少人数、短時間で、会話時にはマスクを着用することなどです。改めて徹底をお願いいたします。

それに加えて、私からは、飛騨市民の皆さんに二点お願いしたいと思います。

まず一点目は、「自分は大丈夫と思わない」ことです。

このところの感染者の傾向を見ると、無症状の方が、気付かないうちに家族や友人の間の感染を広げてしまうケースが多く見られます。さらに、変異株により、感染力が強くなっており、直接会食などをしていなくても、近くに長時間いただけで感染している例が出ています。

飛騨地域内でコロナ感染者の治療にあたられている病院の院長さんのお話では、どこも遊びに出かけず、マスクの着用や手洗い、手指消毒を行っていたにも関わらず感染したという方が大勢おられるとのことでした。

加えて、潜伏期間が長くなっている傾向が見られ、飛騨市民病院でも、繰り返しPCR検査を行い、陰性が確認されていたにも関わらず、接触者が発症した９日後に突然陽性になる事例が複数出ています。

まさしくいつでも、どこでも、誰でも感染しうる状況にあるということです。今日大丈夫でも、明日感染が明らかになるということもあるというのが今の状態です。

したがって、「自分は大丈夫」と絶対に思わず、少しでも体調が悪かったら、通勤や通学、外出等の行動をストップし、すぐに医療機関を受診し、検査を受けてください。飛騨市では、迅速に検査結果が出るPCR検査機器を市内6箇所の医療機関に配備しています。早く感染を見つけ出すことができれば、感染者を少なく止めることが可能になりますので、とにかく早く検査を受けてください。

もう一点は、「感染対策は自分の問題である」という意識を持っていただきたいということです。

市には日々様々なご意見が寄せられますが、市内の感染者が増えてきた頃から、「ここの家の人が自宅で騒いでいる」とか、「どこどこの人が他県に出かけている」「注意してほしい」といったお話が増えてきました。

確かに、感染対策の上では適当ではないと思いますし、みんなが頑張っているのに、という思いを持たれるのもよくわかります。しかし、自分がそうした行為をせずにいれば、あるいはそうした場に近づかなければ、感染のリスクは大幅に下げられるわけです。要は、感染対策は自分自身の問題だということです。

加えて、他の方々を批判することは、地域の中にギスギスした雰囲気を作ってしまいます。「他人のことより自分のこと」という思いを持って、自分自身やご家族の感染対策に取り組んでいただきたいと思います。

ワクチンの接種も着実に進んでいます。医師会の先生方もその数を増やすために懸命に努力してくださっています。苦しい時期ですが、気持ちを切らさず、頑張っていきましょう。

よろしくお願いいたします。

【問】飛騨市新型コロナウイルス対策本部
（危機管理課）電話0577-62-8902

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