[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.846683)

平成３０年０３月０９日１１時１０分
札幌管区気象台発表

太平洋側では９日は大雨による土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒してください。太平洋側とオホーツク海側では、９日は高波、暴風にも警戒してください。

＜気象概況＞
　前線を伴った低気圧が発達しながら北海道付近を通過中で、９日午後には
オホーツク海へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気
が流れ込み、９日９時の札幌上空約１５００メートルでは５月中旬並みの気
温となっています。また、気圧の傾きも大きく、９日は非常に強い風が吹き
、太平洋側の海は大しけとなる見込みです。

＜防災事項＞　
　北海道地方では、太平洋側を中心に強い雨が降っており、８日の降り始め
からの雨量が広い範囲で１００ミリを超えています。また、気温の上昇に伴
い雪解けも進んで、増水している河川や地盤の緩んでいる所があります。引
き続き９日昼過ぎにかけて、断続的に激しい雨が降るとともに、気温がさら
に上昇して雪解けが進む見込みです
　太平洋側では、９日は大雨による土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒して
ください。北海道地方では、積雪が平年よりもかなり多くなっている所があ
るため、大雨や急速な雪解けによる低い土地の浸水、道路の冠水や土砂災害
、河川の増水、なだれに十分注意してください。
　太平洋側では、９日夜のはじめ頃まで、うねりを伴う高波や越波による沿
岸付近の施設等への被害に警戒してください。太平洋側東部とオホーツク海
側南部では、９日昼過ぎにかけて、暴風にも警戒してください。
　北海道地方では、流氷の動きが激しくなるので注意してください。

＜雨の予想＞
　９日１２時から１０日１２時までの２４時間降水量
　　太平洋側　　　　　　　　　５０ミリ
　　日本海側、オホーツク海側　３０ミリ

＜波の予想＞
　９日の波の高さ
　　太平洋側　７メートル
　うねりを伴う見込みです。

＜風の予想＞
　９日の最大風速（最大瞬間風速）
　　太平洋側、オホーツク海側　南の風
　　　　陸上２０メートル（３５メートル）
　　　　海上２３メートル（３５メートル）
　　日本海側　北または北西の風
　　　　陸上１５メートル（３０メートル）
　　　　海上１８メートル（３０メートル）

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
　降り始め（８日１５時）から９日１１時までの降水量
　十勝地方　広尾　　　　　　　１４３．５ミリ
　日高地方　えりも町目黒　　　１４０．０ミリ
　釧路地方　釧路市阿寒町中央　１３３．５ミリ

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の北海道地方気象情報は、９日１６時頃に発表する予定です。