北海道で配信されている安全・安心メールマガジン

平成３０年０３月０８日１６時０３分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、８日夕方から９日にかけて、大雨や雪解けによる低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水、なだれに十分注意してください。太平洋側では９日は高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら北東へ進み、９日朝には北海
道付近に達する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流
れ込み、上空約１５００メートルでは５月中旬から下旬並みの気温となるで
しょう。また、気圧の傾きも大きくなり、９日は非常に強い風が吹き、太平
洋側の海は大しけとなる見込みです。

＜防災事項＞　
　北海道地方では、８日夕方から９日にかけて気温が上昇し、雪解けが急速
に進むでしょう。また、８日夜遅くから９日にかけて、太平洋側を中心に断
続的な激しい雨により大雨となるおそれがあります。積雪が平年よりもかな
り多くなっている所があるため、大雨や急速な雪解けによる低い土地の浸水
、道路の冠水や土砂災害、河川の増水、なだれに十分注意してください。雨
により雪の重みが増して、農業施設等が倒壊するおそれもあります。
　太平洋側では、９日はうねりを伴う高波や越波による沿岸付近の施設等へ
の被害に警戒してください。オホーツク海側では、９日朝から昼過ぎにかけ
て局地的な暴風にも警戒してください。
　北海道地方では流氷の動きが激しくなるので注意してください。

＜雨の予想＞
　８日１８時から９日１８時までの２４時間降水量
　　太平洋側　　　　　　　　　　　１５０ミリ
　　日本海側南部　　　　　　　　　１２０ミリ
　　日本海側北部、オホーツク海側　６０ミリ

＜波の予想＞
　９日の波の高さ
　　太平洋側　７メートル
　うねりを伴う見込みです。

＜風の予想＞
　９日の最大風速（最大瞬間風速）
　　オホーツク海側　南の風　　　　陸上２０メートル（３５メートル）
　　　　　　　　　　　　　　　　　海上２３メートル（３５メートル）
　　太平洋側　　　　南の風　　　　陸上１８メートル（３０メートル）
　　　　　　　　　　　　　　　　　海上２３メートル（３５メートル）
　　日本海側　　　　南のち北の風　陸上１６メートル（３０メートル）
　　　　　　　　　　　　　　　　　海上１８メートル（３０メートル）

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の北海道地方気象情報は、９日５時頃に発表する予定です。