[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.804070)

平成２９年１２月２５日０４時５８分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、２５日から２７日にかけて暴風、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に厳重に警戒し、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　２５日は、日本海を北東へ進む低気圧と、本州の南岸から三陸沖を進む低
気圧がともに急速に発達し、２５日夜にはオホーツク海でひとつにまとまっ
て発達する見込みです。２６日は低気圧がオホーツク海でさらに発達し、２
７日にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。

＜防災事項＞
　北海道地方では、２５日は急速に発達する低気圧の通過に伴い、雨や湿っ
た雪を伴い朝には風が急激に強まるでしょう。太平洋側を中心に雨が降り、
激しく降る所もある見込みです。大雨や雪解けによる低い土地の浸水や土砂
災害、河川の増水に注意してください。また、なだれや電線着雪、高潮によ
る低い土地の浸水にも注意が必要です。
　２５日昼前からは、南よりの非常に強い風が西または北西の風に急変し雪
を伴い、海上では猛烈な風が吹き、海は大しけとなる見込みです。また、陸
上でも人が立っていられないほどの風が吹くため、屋外での行動は危険です
。２７日にかけては、強い寒気が流れ込むため、見通しのまったくきかない
猛ふぶきとなる所もある見込みです。
　暴風、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に厳重に警戒し、高波に警戒
してください。また、日本海側を中心に大雪による交通障害に注意してくだ
さい。

＜風の予想＞
２６日にかけての最大風速（最大瞬間風速）　西または北西の風
　日本海側
　　海上３０メートル（４５メートル）
　　陸上２５メートル（３５メートル）
　太平洋側
　　海上２８メートル（４０メートル）
　　陸上２３メートル（３５メートル）
　オホーツク海側
　　海上２８メートル（４０メートル）
　　陸上２０メートル（３５メートル）
非常に強い風は、２７日にかけて続く見込みです。

＜波の予想＞
２６日にかけての波の高さ
　北海道地方　　　　７メートル
海の大しけは、２７日にかけて続く見込みです。

＜雨の予想＞
２５日６時から２６日６時までの２４時間雨量
　太平洋側、オホーツク海側　６０ミリ
　日本海側　　　　　　　　　４０ミリ

＜雪の予想＞
２５日６時から２６日６時までの降雪量
　日本海側　　　　　　　　　４０センチ
　太平洋側、オホーツク海側　２５センチ
その後も２６日は日本海側を中心に降雪量が増える見込みです。

　今後、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してください。

　次の北海道地方気象情報は、２５日１６時頃に発表する予定です。