[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.739423)

平成２９年０９月１７日１１時２６分
札幌管区気象台発表

大型の台風第１８号は、１８日には北海道付近にかなり近づく見込みです。北海道地方では暴風や高潮に厳重に警戒すると共に、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型の台風第１８号は、１７日９時には枕崎市の南南西約６０キロにあっ
て、１時間におよそ３０キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は
９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速
は４５メートルで中心から半径１９０キロ以内では風速２５メートル以上の
暴風となっています。
　台風第１８号は、１８日には温帯低気圧の性質を帯びて再び発達しながら
北海道付近にかなり近づく見込みです。１８日夜にはサハリン付近で温帯低
気圧に変わって、１９日にかけてオホーツク海を進む見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、台風の接近・通過に伴い、１８日から１９日にかけて、
海上では猛烈な風が吹き、海は大しけとなる見込みです。１８日は雷を伴い
非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。
　暴風のため屋外での行動は危険です。台風は速度を上げながら北海道地方
に近づくため風が急激に強まる見込みです。北海道地方は暴風に厳重に警戒
すると共に、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高
波に警戒してください。また、太平洋側では、１８日昼前から夕方にかけて
高潮による低い土地の浸水にも厳重に警戒してください。

＜風の予想＞
１８日の最大風速（最大瞬間風速）　南東のち西の風
　日本海側
　　海上　３０メートル（４５メートル）
　　陸上　２５メートル（３５メートル）
　太平洋側
　　海上　３０メートル（４５メートル）
　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　オホーツク海側
　　海上　３０メートル（４５メートル）
　　陸上　２０メートル（３５メートル）
１９日にかけても非常に強い風が続く見込みです。

＜波の予想＞
１８日の波の高さ
　太平洋側　　　　　　　　　８メートル
　日本海側、オホーツク海側　６メートル
１９日にかけても大しけとなる海域がある見込みです。

＜雨の予想＞
１７日１２時から１８日１２時までの１時間雨量の最大値
　北海道地方　　　　　　　　　　　５０ミリ
１７日１２時から１８日１２時までの２４時間雨量
　日本海側南部、太平洋側西部　　２００ミリ
　太平洋側東部　　　　　　　　　１２０ミリ
　日本海側北部、オホーツク海側　　７０ミリ
１８日１２時から１９日１２時までの２４時間雨量
　北海道地方の多い所　１００から１５０ミリ

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等の最新の台風情
報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、１７日１６時頃に発表する予定です。