[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.739011)

平成２９年０９月１７日０５時１４分
札幌管区気象台発表

大型で強い台風第１８号は、１８日は北海道付近にかなり近づく見込みです。北海道地方では暴風に厳重に警戒すると共に、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型で強い台風第１８号は、１７日３時には屋久島の西約１６０キロにあ
って、１時間におよそ２５キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧
は９７０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風
速は５０メートルで中心から半径１９０キロ以内では風速２５メートル以上
の暴風となっています。
　台風第１８号は、１８日には北海道付近にかなり近づき、１８日夜にはサ
ハリン付近で温帯低気圧に変わって、１９日にはオホーツク海へ進む見込み
です。

＜防災事項＞
　北海道地方では、台風の接近・通過に伴い、１８日から１９日にかけて、
雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となるでしょう。また、非常に強い風が
吹き、海は大しけとなる見込みです。
　暴風に厳重に警戒すると共に、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河
川の増水や氾濫、高波に警戒してください。台風は速度を上げながら北海道
地方に近づくため風が急激に強まりますので注意が必要です。
　また、台風の進路によっては、高潮のおそれもあります。

＜風の予想＞
１８日の最大風速（最大瞬間風速）　南東のち西の風
　日本海側
　　海上　２８メートル（４０メートル）
　　陸上　２５メートル（３５メートル）
　太平洋側
　　海上　２８メートル（４０メートル）
　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　オホーツク海側
　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　陸上　２０メートル（３５メートル）
１９日にかけても非常に強い風が続く見込みです。

＜波の予想＞
１８日の波の高さ
　太平洋側　　　　　　　　　８メートル
　日本海側、オホーツク海側　６メートル
１９日にかけても大しけとなる海域がある見込みです。

＜雨の予想＞
１７日６時から１８日６時までの１時間雨量の最大値
　日本海側、太平洋側　　５０ミリ
１７日６時から１８日６時までの２４時間雨量
　日本海側、太平洋側　　８０ミリ
１８日６時から１９日６時までの２４時間雨量
　北海道地方の多い所　１００から２００ミリ

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等の最新の台風情
報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、１７日１１時頃に発表する予定です。