北海道で配信されている安全・安心メールマガジン

平成２９年０７月２２日０５時０２分
札幌管区気象台発表

太平洋側西部では、２２日朝にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、日本海側や太平洋側西部では、２２日朝にかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。

＜気象概況＞
　オホーツク海にある低気圧からのびる前線が、北海道を南下中です。北海
道付近は、前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流入するため、２２
日は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

＜防災事項＞
　北海道地方では、２２日朝にかけて発達した雨雲が流入し、局地的に雷を
伴った激しい雨が降る見込みです。土砂災害に厳重に警戒すると共に大雨に
よる低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、２２日は大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい
突風や落雷、降ひょうのおそれがあります。
　屋外の活動や農作物の管理などに注意してください。発達した積乱雲の近
づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全の確保に努め
てください。

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
降り始め（２１日１５時）から２２日４時までの１時間雨量の最大値
　渡島東部　森　　　　　　６３．０ミリ（２２日０２時４０分）
　檜山北部　今金　　　　　５７．５ミリ（２２日００時０９分）
　胆振中部　室蘭　　　　　４８．０ミリ（２２日０２時３２分）
　石狩北部　石狩市厚田　　４５．０ミリ（２２日０１時００分）
森と今金では、１時間雨量の年間の極値を更新しました。
　
降り始め（２１日１５時）から２２日４時までの総雨量
　渡島東部　森　　　　　　８２．５ミリ
　檜山北部　今金　　　　　７９．０ミリ
　留萌中部　初山別　　　　６６．５ミリ
　石狩北部　石狩市厚田　　６１．０ミリ
　
＜雨の予想＞
　２２日６時から２３日６時までの１時間雨量の最大値
　　オホーツク海側、太平洋側　　　　　　４０ミリ
　　日本海側　　　　　　　　　　　　　　３０ミリ
　２２日６時から２３日６時までの２４時間雨量
　　太平洋側　　　　　　　　　　　　　１００ミリ
　　日本海側、オホーツク海側　　　　　　８０ミリ
なお、激しい雨の降る期間は２２日夕方までの見込みです。
　　　
　引き続き、地元気象台や測候所の発表する気象情報や竜巻注意情報などに
留意してください。

　次の北海道地方気象情報は、２２日１１時頃に発表する予定です。