[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.524744)

平成２８年０９月１０日０５時００分
札幌管区気象台発表

太平洋側東部と日本海側北部では、１０日昼前にかけて、これまでの大雨による土砂災害に厳重に警戒してください。太平洋側東部とオホーツク海側では、１０日昼前にかけて河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　知床半島付近に前線を伴った低気圧があって、オホーツク海を北上する見
込みです。北海道付近は、１０日は低気圧を含む気圧の谷となるでしょう。
　
＜防災事項＞
　北海道地方の大雨のピークは過ぎましたが、太平洋側東部と日本海側北部
では、１０日昼前にかけて、これまでの大雨による土砂災害に厳重に警戒し
てください。また、太平洋側東部とオホーツク海側では、１０日昼前にかけ
て河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。

　これまでの台風等による大雨で被災した地域では、地盤の緩んでいる所や
増水している河川があります。今回の雨で土砂災害や洪水の危険度が高まっ
ていますので、屋外での作業等には十分に注意してください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
降り始め（８日１２時）から１０日４時までの雨量
根室地方　羅臼　　　　　１８６．５ミリ
釧路地方　釧路町知方学　１７８．０ミリ
十勝地方　広尾　　　　　１５４．０ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や土砂災害警戒情
報、指定河川洪水予報などに留意してください。

　この情報は「大雨と高潮及び高波に関する北海道地方気象情報　第５号」
を引き継ぐものです。次の北海道地方気象情報は、１０日１６時頃に発表す
る予定です。