[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.522180)

平成２８年０９月０７日１１時１５分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、台風第１３号から変わる低気圧の影響で、８日夜から９日にかけて荒れた天気になるおそれがあります。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、強風、高波に十分注意してください。

＜気象概況＞
　台風第１３号は、７日９時には種子島の南約１００キロの北緯２９度４０
分、東経１３１度１０分にあって、１時間におよそ３０キロの速さで東北東
へ進んでいます。中心の気圧は１０００ヘクトパスカル、最大風速は１８メ
ートル、最大瞬間風速は２５メートルで、中心の南東側２２０キロ以内と北
西側１１０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風が吹いています。
　台風第１３号は、８日朝には東海道沖で温帯低気圧に変わり、その後北東
に進み９日は北海道に近づく見込みです。

＜防災事項＞
　記録的な大雨となった宗谷地方では、引き続き７日夕方まで大雨による低
い土地の浸水、土砂災害、河川の増水、はん濫に厳重に警戒してください。
　北海道地方は、８日夜から９日にかけて、低気圧の影響により雷を伴い激
しい雨の降る所があるでしょう。低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に
十分注意してください。
　また、海上では非常に強い風が吹き、海はしけるでしょう。強風や高波に
も注意してください。

　これまでの台風等による大雨で被災した地域では、地盤の緩んでいる所や
増水している河川があります。
　今回の雨で土砂災害や洪水の危険度が再び高まるおそれがありますので、
屋外での作業等には十分に注意してください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の予想＞
７日１２時から８日１２時までの１時間雨量の最大値
　日本海側北部　　　　　　　　　５０ミリ
７日１２時から８日１２時までの２４時間雨量
　日本海側北部　　　　　　　　　７０ミリ
８日１２時から９日１２時までの２４時間雨量
　太平洋側　　　　　　　　　１００から１５０ミリ
　日本海側、オホーツク海側　５０から１００ミリ

＜風の予想＞
　８日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　北海道地方　東または北東の風
　　海上　２０メートル（３０メートル）
　　陸上　１５メートル（３０メートル）
　９日にかけて風の非常に強い状態が続く見込みです。

＜波の予想＞
　８日にかけての波の高さ
　　北海道地方　４メートル　
　９日は、さらに波が高くなる見込みです。

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。
　
　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や土砂災害警戒情
報などに留意してください。また、台風の位置や進路については、気象庁ホ
ームページ等の最新の台風情報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、７日１６時頃に発表する予定です。