[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.512400)

平成２８年０８月２５日１１時１０分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、２６日から２７日にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意してください。

＜気象概況＞
　寒冷前線が２５日夜には日本海から北海道地方に近づき、２６日夜にかけ
て通過するでしょう。２６日夜から２７日にかけては、前線は北海道付近に
停滞する見込みです。
　北海道地方では２６日から２７日にかけて、前線に向かって南から流入す
る暖かく湿った空気による影響と、前線の通過に伴って、大気の状態が非常
に不安定となる見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、２６日は雷を伴って断続的に激しい雨が降り大雨となる
おそれがあります。２７日も、太平洋側東部やオホーツク海側南部を中心に
、雨の量が多くなる見込みです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河
川の増水に注意してください。
　２３日までの大雨により地盤が緩んでいる所や河川の増水している所があ
り、土砂災害や洪水の発生しやすい状態が続いていますので、土砂災害や河
川の増水には十分な注意が必要です。
　２６日は竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうのおそれもありますので
、農作物の管理や屋外の活動などに注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の予想＞
２５日１２時から２６日１２時までの１時間雨量の最大値
　北海道地方の多い所　　　　　４０ミリ
２５日１２時から２６日１２時までの２４時間雨量
　太平洋側　　　　　　　　　１００ミリ
　日本海側　　　　　　　　　　８０ミリ
　オホーツク海側　　　　　　　５０ミリ
２６日１２時から２７日１２時までの２４時間雨量
　太平洋側東部、オホーツク海側南部　１００から１５０ミリ
　その他の地域　　　　　　　　　　　　５０から１００ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に
留意してください。

　この情報は、「大雨に関する北海道地方気象情報　第１号」を引き継ぐも
のです。
　次の北海道地方気象情報は、２５日１６時頃に発表する予定です。