[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.506938)

平成２８年０８月２０日０５時００分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、２１日にかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒するとともに、竜巻などの激しい突風にも注意してください。

＜気象概況＞
　北海道付近に前線があって、２１日にかけて停滞する見込みです。２０日
は暖かく湿った空気が流入するため、大気の状態が非常に不安定となり、前
線の活動が活発になるでしょう。また、日本の東にある熱帯低気圧が２０日
夜には台風となり、２１日にかけて北海道付近へ接近するため、前線の活動
はさらに活発となるでしょう。

＜防災事項＞
　北海道地方は、２０日昼前から雷を伴い非常に激しい雨の降る所があるで
しょう。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒
してください。
　また、２１日にかけても、活発な前線や発達しながら北上する熱帯低気圧
の影響で雨が降り続き、雨量が更に増える見込みです。太平洋側の海は、う
ねりを伴いしけるでしょう。高波にも注意してください。
　２１日にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうのおそれもあり
ますので、農作物の管理や屋外の活動などに注意が必要です。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の予想＞
２０日６時から２１日６時までの１時間雨量の最大値
　日本海側　　　　　　　　　６０ミリ
　太平洋側、オホーツク海側　４０ミリ
２０日６時から２１日６時までの２４時間雨量
　日本海側　　　　　　　　　１５０ミリ
　太平洋側、オホーツク海側　１２０ミリ
２１日６時から２２日６時までの２４時間雨量
　北海道地方の多い所　　　２００から３００ミリ

＜波の予想＞
２１日にかけて予想される波の高さ
　太平洋側　５メートル　うねりを伴う

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　この情報は、「大雨と雷及び突風に関する北海道地方気象情報　第５号」
を引き継ぐものです。引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情
報や竜巻注意情報に留意してください。

　次の北海道地方気象情報は、２０日１６時頃に発表する予定です。