[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.502696)

平成２８年０８月１５日０４時５４分
札幌管区気象台発表

台風第６号の接近に伴い、太平洋側東部とオホーツク海側南部は１５日昼前にかけて非常に激しい雨が降り、太平洋側東部の海はうねりを伴い大しけとなるでしょう。低い土地の浸水や土砂災害、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　台風第６号は、１５日３時には根室市の南約１５０キロの北緯４２度００
分、東経１４５度３５分にあって、１時間におよそ５０キロの速さで北西へ
進んでいます。中心の気圧は９９２ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は
２０メートル、最大瞬間風速は３０メートルで中心の東側３９０キロ以内と
西側１７０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風が吹いています。
　台風第６号は、１５日朝にかけて北海道付近に最も接近し、１５日午後に
はオホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。

＜防災事項＞
　台風第６号の接近により、太平洋側東部とオホーツク海側南部では暖かく
湿った空気が流入するため、１５日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に
激しい雨が降る見込みです。
　太平洋側の海は、１６日にかけてうねりを伴い波が高く、太平洋側東部で
は、１５日昼前にかけてうねりを伴って大しけとなるでしょう。また、オホ
ーツク海側の海も１５日夕方まで波が高い見込みです。
　太平洋側東部とオホーツク海側南部では、台風第６号の接近に伴い急激に
雨が強くなり、波も高くなるおそれがあります。大雨による低い土地の浸水
や土砂災害、うねりを伴った高波に警戒するとともに、強風、高潮による低
い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風にも注意してください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の予想＞ピークは１５日朝から昼前
１５日６時から１６日６時までの１時間雨量の最大値
　太平洋側東部とオホーツク海側南部　　５０ミリ
１５日６時から１６日６時までの２４時間雨量
　太平洋側東部とオホーツク海側南部　１２０ミリ

＜波の予想＞ピークは１５日朝から昼前
１５日の波の高さ
　太平洋側東部　　６メートル　うねりを伴う
　太平洋側西部　　４メートル　うねりを伴う
　オホーツク海側　３メートル

＜風の予想＞ピークは１５日朝から昼前
１５日の最大風速（最大瞬間風速）
　太平洋側東部　東または南東の風
　　海上　２０メートル（３０メートル）
　　陸上　１５メートル（３０メートル）
　オホーツク海側　東のち西の風
　　海上　１８メートル（３０メートル）
　　陸上　１２メートル（２５メートル）

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等の最新の台風情
報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、１５日１１時頃に発表する予定です。