[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.501037)

平成２８年０８月１０日０４時３５分
札幌管区気象台発表

太平洋側では、台風第５号から変わった温帯低気圧の影響により、引き続き１０日夕方までうねりを伴った高波に注意してください。

＜気象概況＞
　台風第５号は１０日３時に温帯低気圧に変わりました。低気圧の中心は千
島近海の北緯４４度、東経１５１度にあって、１時間におよそ４５キロの速
さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は９８４ヘクトパスカル、最大風速
は２３メートルで、中心の南東側９５０キロ以内と北西側５６０キロ以内で
は、風速１５メートル以上の強い風が吹いています。
　今後低気圧は北東へ進み、北海道から遠ざかるため、北海道への影響は次
第に小さくなる見込みです。

＜防災事項＞
　台風第５号から変わった低気圧の影響で、太平洋側東部では、うねりを伴
い、波の高さは４メートルのしけとなっています。太平洋側では引き続き１
０日夕方まで、うねりを伴った高波に注意してください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜波の予想＞
１０日の波の高さ
　太平洋側東部　４メートル　うねりを伴う
　太平洋側西部　３メートル　うねりを伴う

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　これで「平成２８年　台風第５号に関する北海道地方気象情報」は終了し
ます。