[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.493423)

平成２８年０７月２９日１６時０１分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、引き続き３０日にかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

＜気象概況＞
　北海道付近は、３０日朝にかけて前線が停滞し、南から暖かく湿った空気
が流入するため大気の不安定な状態が続くでしょう。その後は、３１日にか
けても南から暖かく湿った空気の流入が続き、３０日と３１日は昼過ぎから
夕方を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

＜防災事項＞
　日本海側北部では、引き続き３０日朝にかけて雷を伴った激しい雨が断続
的に降り大雨となるでしょう。また、北海道地方では２６日夕方からの大雨
により地盤の緩んでいる所があります。大雨による低い土地の浸水や土砂災
害、河川の増水に注意してください。
　また、北海道地方では３０日と３１日は、昼過ぎから夕方を中心に大気の
状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、大
雨による低い土地の浸水に注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

　なお、６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩
んでいる所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の予想＞
２９日１８時から３０日１８時までの１時間雨量の最大値
　日本海側北部とオホーツク海側　　４０ミリ
２９日１８時から３０日１８時までの２４時間雨量
　日本海側北部とオホーツク海側　１００ミリ
　
＜雨の実況＞
降り始め（２６日１５時）から２９日１５時までの雨量
（アメダスによる速報値）
日高地方　浦河町中杵臼　　３０８．５ミリ
胆振地方　登別市カルルス　２８８．０ミリ
胆振地方　白老町森野　　　２６４．０ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　この情報は、「大雨に関する北海道地方気象情報　第８号」を引き継ぐも
のです。引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意
情報に留意してください。

　次の北海道地方気象情報は３０日５時頃に発表する予定です。