[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.483994)

平成２８年０７月１０日１６時００分
札幌管区気象台発表

太平洋側東部とオホーツク海側では、１０日夜のはじめ頃まで大雨による低い土地の浸水に警戒してください。北海道地方では、低い土地の浸水、土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意してください。

＜気象概況＞
　上空に寒気を伴った低気圧が北海道付近を通過中です。北海道地方は大気
の状態が非常に不安定になっており、太平洋側東部では１時間に約８０ミリ
の猛烈な雨の降った所があります。

＜防災事項＞
　太平洋側東部とオホーツク海側では、引き続き１０日夜のはじめ頃にかけ
て、１時間に６０ミリの非常に激しい雨が雷を伴って断続的に降るでしょう
。大雨による低い土地の浸水に警戒してください。北海道地方では、引き続
き１０日夜遅くにかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害に注意して
ください。
　また、引き続き１０日夜遅くにかけて竜巻などの激しい突風のおそれもあ
りますので、屋外の活動などに注意してください。発達した積乱雲の近づく
兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全の確保に努めてく
ださい。落雷や降ひょう、農作物の管理にも注意が必要です。

　なお、６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩
んでいる所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の実況＞（解析雨量による速報値）
１０日６時から１５時までの１時間雨量の最大値
　釧路地方　白糠町北部付近　　約８０ミリ（１０日１４時００分）
　十勝地方　芽室町付近　　　　約４５ミリ（１０日１４時３０分）
　北見地方　北見市留辺蘂付近　約４０ミリ（１０日１４時３０分）

＜雨の予想＞
１０日１８時から１１日６時までの１時間雨量の最大値
　太平洋側東部、オホーツク海側の多い所　　　　６０ミリ
　日本海側、太平洋側西部の多い所　　　　　　　３０ミリ
１０日１８時から１１日６時までの１２時間雨量
　太平洋側東部、オホーツク海側の多い所　　　　８０ミリ
　日本海側、太平洋側西部の多い所　　　　　　　５０ミリ
　
＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に
留意してください。

　次の北海道地方気象情報は１０日２３時頃に発表する予定です。