[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.365650)

平成２７年１０月０７日１１時００分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、台風第２３号の影響で８日は大荒れの天気となり、太平洋側東部は屋外にいるのが危険なほどの暴風となる見込みです。暴風や高波、大雨や高潮による低い土地の浸水、河川のはん濫、土砂災害に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型の台風第２３号は、７日９時には南鳥島の北北西約５５０キロの北緯
２８度３０分、東経１５１度２０分にあって、１時間におよそ３０キロの速
さで北へ進んでいます。
　中心の気圧は９６５ヘクトパスカル、最大風速は３０メートル、最大瞬間
風速は４０メートルで、中心から半径２２０キロ以内では、風速２５メート
ル以上の暴風となっています。また、中心の北側８５０キロ以内と南側６５
０キロ以内では、風速１５メートル以上の強い風が吹いています。

　台風第２３号は、今後速度を上げながら日本の東を北に進み、８日夜には
北海道に最も近づくでしょう。その後、台風は速度を落としながらオホーツ
ク海へ進み温帯低気圧となる見込みです。
　また、８日は北海道の上空に寒気が入り、標高の高い峠や山間部では、８
日昼前から夜にかけて、雪が降り、積雪状態となる所がある見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、７日昼過ぎには北東の風が次第に強まり、海はうねりを
伴いしけるでしょう。越波による海岸付近の施設などの被害や高波に注意が
必要です。
　８日には北の風が非常に強くなり、太平洋側東部では猛烈な風となる見込
みです。海は太平洋側西部やオホーツク海側で大しけ、太平洋側東部では猛
烈なしけとなるでしょう。暴風や高波に厳重に警戒してください。
　台風の接近に伴い、８日は潮位が高くなる所や非常に激しい雨が降り大雨
となる所もあります。大雨や高潮による低い土地の浸水、河川の増水やはん
濫、土砂災害に厳重に警戒してください。また、標高の高い峠や山間部では
、積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。

＜風の予想＞
８日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）
太平洋側東部　北の風
　海上３０メートル（４５メートル）　陸上２５メートル（３５メートル）
オホーツク海側、太平洋側西部、日本海側　北の風
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）

＜波の予想＞
８日にかけて予想される波の高さ
　太平洋側東部　　　９メートル
　オホーツク海側　　８メートル
　太平洋側西部　　　６メートル
　日本海側　　　　　５メートル

＜雨の予想＞
７日１２時から８日１２時までの１時間雨量の最大値
　オホーツク海側　　　６０ミリ
　太平洋側東部　　　　５０ミリ
７日１２時から８日１２時までの２４時間雨量
　オホーツク海側・太平洋側東部　１００ミリ
　
＜潮位の予想＞
８日の最高潮位
　太平洋側東部　標高　１．６メートル
　　　　　　　　（ピークは８日昼過ぎから夜のはじめ頃）

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。
　また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等の最新の台風
情報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、７日１６時頃に発表する予定です。