[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.362753)

平成２７年１０月０１日２３時４８分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、２日から３日にかけて、急速に発達する低気圧の影響で、屋外にいるのが危険なほどの暴風となる見込みです。暴風や高波、大雨や高潮による低い土地の浸水、土砂災害に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　急速に発達中の低気圧は、１日２１時には日本海中部にあって、温暖前線
が東北地方北部に、寒冷前線が西日本にのびています。この低気圧は、急速
な発達を続けながら北海道の西海上を北東に進み、前線が２日にかけて北海
道を通過する見込みです。
　日本海側や太平洋側では、低気圧の北上に伴い、１日夜になって１５メー
トル以上の強い風が吹き始めています。

＜防災事項＞
　北海道地方は、これから２日朝にかけて南の風が非常に強くなり、その後
３日にかけては西の風に変わって猛烈に吹き、海は猛烈にしけるでしょう。
また、これから２日朝にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る
見込みです。暴風や高波、大雨や高潮による低い土地の浸水、土砂災害に厳
重に警戒してください。
　河川の増水、落雷、突風、ひょうにも注意してください。
　低気圧の接近による急激な風の強まりや、前線の通過による風向の急変に
も注意が必要です。

＜風の予想＞
２日の最大風速（最大瞬間風速）
　南または南東の風のち西の風
　日本海側北部
　海上３０メートル（４５メートル）　陸上２８メートル（４０メートル）
　太平洋側東部、日本海側南部
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上２３メートル（３５メートル）
　太平洋側西部、オホーツク海側
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）

＜波の予想＞
２日の波の高さ
　日本海側北部　　　　９メートル
　日本海側南部　　　　８メートル
　太平洋側　　　　　　７メートル
　オホーツク海側　　　６メートル
　
＜雨の予想＞
１日１８時から２日１８時までの１時間雨量の最大値
　オホーツク海側　　　　　　　　　　６０ミリ
　日本海側南部、太平洋側　　　　　　５０ミリ
　日本海側北部　　　　　　　　　　　３０ミリ
１日１８時から２日１８時までの２４時間雨量
　太平洋側西部　　　　　　　　　　１８０ミリ
　太平洋側東部　　　　　　　　　　１５０ミリ
　日本海側南部、オホーツク海側　　１２０ミリ
　日本海側北部　　　　　　　　　　　８０ミリ
　
＜潮位の予想＞
２日の最高潮位
　日本海側北部　　標高１．３メートル　（ピークは２日明け方から昼前）

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する気象情報に留意してください。
　次の「北海道地方気象情報」は、２日５時頃に発表する予定です。