[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.333118)

平成２７年０８月１０日１６時００分
札幌管区気象台発表

北海道地方は１０日夜のはじめ頃まで、大雨による低い土地の浸水や土砂災害に厳重に警戒してください。また、１２日にかけて大気の非常に不安定な状態が続くため、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意が必要です。

＜気象概況＞
　北海道地方には、南から暖かく湿った空気が流入しており、大気の状態が
非常に不安定となっています。このため、オホーツク海側で局地的に猛烈な
雨が降っています。１２日にかけて北海道付近では前線が停滞し、上空に寒
気が入るため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、引き続き１０日夜のはじめ頃にかけて、雷や突風を伴い
非常に激しい雨の降る所があるでしょう。大雨による低い土地の浸水や土砂
災害に厳重に警戒してください。
　また、１２日にかけて断続的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。大
雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意してください。
　竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれもあります。農作物の管理
や屋外の活動などに注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

＜雨の実況＞
１０日５時から１５時までの１時間雨量の最大値
（アメダスによる速報値）
　　釧路地方　標茶町開運　　　４８．０ミリ　（１３時５９分）
　　　　　　　釧路市幸町　　　４８．０ミリ　（１１時２０分）
（解析雨量による速報値）
　　紋別地方　遠軽町丸瀬布付近　約９０ミリ　（１４時３０分）　

＜雨の予想＞
１０日１８時から１１日１８時までの１時間雨量の最大値
　オホーツク海側、太平洋側東部の多い所　６０ミリ
　その他北海道地方の多い所　　　　　　　４０ミリ
１０日１８時から１１日１８時までの２４時間雨量
　北海道地方の多い所　　　　　　　　　１２０ミリ
　
　なお、１１日から１２日にかけては、上空の寒気が強まるため、日本海側
でも非常に強い雨が降る可能性があります。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に
留意してください。

　次の北海道地方気象情報は、１０日２２時頃に発表の予定です。