[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.256088)

平成２７年０３月１０日１１時００分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、引き続き１１日にかけて、雪や雨を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、河川のはん濫、高潮に警戒してください。

＜気象概況＞
　三陸沖にある低気圧が、急速に発達しながら北海道に近づいています。こ
の低気圧は１０日夜から１１日朝にかけて北海道付近を通過し、オホーツク
海に達する見込みです。その後、北海道付近は冬型の気圧配置が強まるでし
ょう。

＜防災事項＞
　北海道地方では、引き続き１１日にかけて、雪や雨を伴った非常に強い風
が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波、猛ふぶきや吹きだまり
による交通障害に警戒してください。
　根室地方では１０日夕方から夜のはじめ頃まで、高潮による低い土地の浸
水にも厳重な警戒が必要です。
　日本海側南部と太平洋側西部では、１０日夕方まで河川のはん濫に警戒し
てください。その他の地方でも、融雪による土砂災害や低い土地の浸水、河
川の増水に注意が必要です。
　また北海道地方は、現在雨の降っている所でも次第に雪に変わるため、１
１日にかけて、大雪による交通障害や電線への着雪、なだれに注意してくだ
さい。
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなるので
注意してください。

＜留意事項＞
　１０日は、雨の降る所が多く、また気温が高く経過するため、積雪が残っ
ている地域では、特に融雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜風の予想＞
１０日から１１日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　太平洋側と日本海側南部
　　風向は、太平洋側東部は南の風、太平洋側西部と日本海側南部は西の風
　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　日本海側北部とオホーツク海側　東の風　　
　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　　
＜波の予想＞
１０日から１１日にかけての波の高さ
　日本海側南部　　８メートル
　太平洋側　　　　７メートル
　　　
＜潮位の予想＞
１０日の最高潮位
　根室地方　標高　１．４メートル　ピークは１０日夜のはじめ頃
　
＜雪の予想＞
１０日１２時から１１日１２時までの降雪量
　北海道地方の多い所　５０センチ

＜雨の予想＞
１０日１２時から１１日１２時までの降水量
　北海道地方の多い所　８０ミリ

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
９日１６時から１０日１０時までの降水量
　胆振地方　伊達市大滝　１９４．０ミリ
　後志地方　倶知安　　　１０６．５ミリ
　渡島地方　福島町千軒　１０３．５ミリ
　　　
　引き続き、地元気象台や測候所が発表する、最新の防災気象情報に留意し
てください。

　この情報は、「大雪と暴風雪及び高波に関する北海道地方気象情報　第５
号」を引き継ぐものです。

　次の「北海道地方気象情報」は、１０日１６時頃に発表する予定です。