[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.255964)

平成２７年０３月１０日０７時５７分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、引き続き１１日にかけて、雪や雨を伴い非常に強い風が吹き海は大しけとなる見込みです。大雪、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波、河川のはん濫、高潮に警戒してください。

＜気象概況＞
　三陸沖にある低気圧が、急速に発達しながら北海道に近づいています。こ
の低気圧は１０日夜にはオホーツク海に達する見込みです。その後、北海道
付近は１１日にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。

＜防災事項＞
　オホーツク海側では、１０日夕方から夜遅くにかけて大雪による交通障害
に警戒してください。太平洋側東部でも引き続き１０日夜遅くまで大雪によ
る交通障害に注意が必要です。
　北海道地方では、１０日朝から１１日にかけて、雪や雨を伴った非常に強
い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。猛ふぶきや吹きだまりによる交
通障害、暴風、高波に警戒してください。
　根室地方では１０日夕方から夜のはじめ頃まで高潮による低い土地の浸水
にも警戒が必要です。
　日本海側南部と太平洋側西部では、１０日夕方まで河川のはん濫に警戒し
てください。
　
　湿った重たい雪が降るため、農業施設の管理や電線着雪に注意してくださ
い。また、融雪による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、なだれにも
注意が必要です。
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなるので
注意してください。

＜留意事項＞
　太平洋側東部やオホーツク海側では、平年より積雪が多くなっている所が
あるため、特に大雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜雪の予想＞
１０日９時から１１日９時までの降雪量
　オホーツク海側の多い所　　　７０センチ
　太平洋側東部の多い所　　　　４０センチ
　
＜風の予想＞
１０日朝から１１日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　太平洋側（風向は、太平洋側東部は南の風、西部は西の風）
　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　日本海側南部　西の風
　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　日本海側北部とオホーツク海側　東の風　　
　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　　
＜波の予想＞
１０日から１１日にかけての波の高さ
　日本海側南部　　８メートル
　太平洋側　　　　７メートル
　　　
＜潮位の予想＞
１０日の最高潮位
　根室地方　標高　１．２メートル　ピークは１０日夜のはじめ頃　

＜雨の予想＞
１０日９時から１１日９時までの降水量
　日本海側南部と太平洋側西部の多い所　１２０ミリ

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
９日１６時から１０日７時までの降水量
　胆振地方　伊達市大滝　１４５．５ミリ
　渡島地方　福島町千軒　１０１．５ミリ
　　　
　引き続き、地元気象台や測候所が発表する、最新の防災気象情報に留意し
てください。

　次の「北海道地方気象情報」は、１０日１６時頃に発表する予定です。