[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.255568)

平成２７年０３月０９日１６時１５分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、急速に発達する低気圧の影響で１０日明け方から１１日にかけて、雪を伴い非常に強い風が吹き海は大しけとなる見込み。大雪、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　四国の南海上にある低気圧が、急速に発達しながら１０日朝に三陸沖に達
するでしょう。この低気圧は、１０日夜から１１日にかけて北海道付近に最
も近づき動きが遅くなる見込みです。

＜防災事項＞
　太平洋側東部では１０日明け方から、オホーツク海側では１０日夕方から
大雪による交通障害に警戒してください。
　北海道地方では、１０日朝から１１日にかけて、雪や雨を伴った非常に強
い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。猛ふぶきや吹きだまりによる交
通障害、暴風、高波に厳重に警戒してください。
　湿った重たい雪が降るため農業施設の管理や電線着雪に注意してください
。
　太平洋側西部や日本海側南部を中心に雨となる見込みで、融雪による土砂
災害や低い土地の浸水、河川の増水、なだれにも注意が必要です。　
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなるので
注意してください。

＜留意事項＞
　太平洋側東部やオホーツク海側では、平年より積雪が多くなっている所が
あるため、特に大雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜雪の予想＞
９日１８時から１０日１８時までの降雪量
　太平洋側東部の多い所　　　　７０センチ
　オホーツク海側の多い所　　　６０センチ
　その後も１１日にかけて降雪が続き、日本海側でも降雪量が多くなる見込
みです。

＜風の予想＞
１０日の最大風速（最大瞬間風速）
　　太平洋側　南の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　２５メートル（３５メートル）
　　日本海側　西の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　オホーツク海側　東または南東の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　１７メートル（３０メートル）
　非常に強い風は１１日にかけて続く見込みです。

＜波の予想＞
１０日の波の高さ
　　太平洋側　　　　７メートル
　　日本海側南部　　６メートル
　１１日は、太平洋側と日本海側で大しけの状態が続く見込みです。

＜雨の予想＞
９日１８時から１０日１８時までの降水量
　　太平洋側西部と日本海側南部の多い所　１３０ミリ
　　太平洋側東部の海岸部の多い所　　　　　８０ミリ

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する、最新の防災気象情報に留意し
てください。

　次の「北海道地方気象情報」は、１０日５時頃に発表する予定です。