[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.255270)

平成２７年０３月０９日０５時０３分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、９日夜遅くから大雪となり、１０日明け方から１１日にかけては非常に強い風が吹いて、海は大しけとなる見込みです。大雪、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　本州の南岸を進む低気圧が、急速に発達しながら１０日朝に三陸沖を北上
し、１０日夜には北海道に近づく見込みです。この低気圧は、１１日にかけ
て北海道付近をゆっくり通過し、オホーツク海南部で停滞するでしょう。

＜防災事項＞
　北海道地方は、太平洋側東部で９日夜遅くから、オホーツク海側でも１０
日昼前から大雪となる見込みです。大雪による交通障害に警戒してください
。
　北海道地方では、１０日明け方から１１日にかけて、雪や雨を伴った非常
に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。猛ふぶきや吹きだまりによ
る交通障害、暴風、高波に警戒してください。
　湿った雪が降り、太平洋側西部や日本海側南部では雨となる見込みです。
電線などへの着雪、融雪による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、な
だれにも注意してください。　
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなるので
注意してください。

＜留意事項＞
　太平洋側東部やオホーツク海側では、平年より積雪が多くなっている所が
あるので、特に大雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜雪の予想＞
９日６時から１０日６時までの降雪量
　　太平洋側東部の多い所　５０センチ
　その後も１１日にかけて降雪が続き、太平洋側東部を中心に、オホーツク
海側や日本海側でも降雪量が多くなる見込みです。

＜風の予想＞
１０日の最大風速（最大瞬間風速）
　　太平洋側　東または南東の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　オホーツク海側　東または北東の風
　　　海上　１８メートル（３０メートル）
　　　陸上　１５メートル（３０メートル）
　　日本海側　東または北東の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　非常に強い風は１１日にかけて続く見込みです。

＜波の予想＞
１０日の波の高さ
　　太平洋側　　　　７メートル
　　日本海側　　　　４メートル
　　オホーツク海側　３メートル
　１１日は太平洋側と日本海側で大しけとなり、オホーツク海側でもしける
見込みです。

＜雨の予想＞
９日６時から１０日６時までの降水量
　　太平洋側西部と日本海側南部の多い所　１００ミリ

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する、最新の防災気象情報に留意し
てください。

　次の「北海道地方気象情報」は、９日１６時頃に発表する予定です。