[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.252030)

平成２７年０３月０２日０５時１７分
札幌管区気象台発表

太平洋側東部とオホーツク海側南部では、２日夜のはじめ頃にかけて、大雪による交通障害に、２日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　低気圧が急速に発達しながら三陸沖を北上しています。この低気圧は、２
日昼頃に太平洋側東部に最も近づき、夜には千島近海に達するでしょう。

＜防災事項＞
　太平洋側東部では、引き続き２日夜のはじめ頃にかけて、オホーツク海側
南部では、２日昼前から夜のはじめ頃にかけて大雪となるでしょう。また、
現在風の弱いところも２日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、雪を伴った非
常に強い風が吹き、太平洋側東部の海は大しけとなる見込みです。大雪や猛
ふぶき、吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。
　湿った雪が降り、海岸では雨となる所もある見込みです。電線などへの着
雪、融雪による土砂災害、融雪や高潮による低い土地の浸水、なだれに注意
してください。　
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなるので
注意してください。

＜留意事項＞
　太平洋側東部やオホーツク海側では、平年より積雪が多くなっているとこ
ろがあるため、特に大雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜雪の予想＞
　２日６時から３日６時までの降雪量
　　オホーツク海側南部の多いところ　６０センチ
　　太平洋側東部の多いところ　　　　５０センチ

＜風の予想＞
　２日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　　太平洋側東部　西または北西の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　１８メートル（３０メートル）
　　オホーツク海側南部　北西の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　１８メートル（３０メートル）

＜波の予想＞
　２日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけての波の高さ
　　太平洋側東部　　　　６メートル
　　オホーツク海側南部　５メートル

＜雪の実況＞（アメダスによる速報値）
　１日１５時から２日４時までの降雪量
　　十勝地方　中札内村上札内　４９センチ
　　　　　　　帯広空港　　　　３２センチ

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の「北海道地方気象情報」は、２日１６時頃に発表する予定です。