[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.250653)

平成２７年０２月２７日１１時１０分
札幌管区気象台発表

オホーツク海側と太平洋側東部を中心に、引き続き２８日明け方にかけて雪を伴った風が非常に強く、大雪となる見込みです。大雪や見通しのきかない猛ふぶき、吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　三陸沖に低気圧があって、急速に発達しながら北東に進み、２７日夜には
千島近海に達する見込みです。このため北海道付近は、２８日にかけて強い
冬型の気圧配置となるでしょう。

＜防災事項＞
　オホーツク海側と太平洋側東部を中心に、現在風の弱い所もこれから風が
強まり天気が急変し、２８日明け方にかけて、雪を伴った風が非常に強く大
雪となり、海は大しけとなる見込みです。大雪や見通しのきかない猛ふぶき
、吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。
　また、北海道地方では、湿り雪による電線等への着雪やなだれに、太平洋
側東部では、高潮による低い土地の浸水に注意してください。　
　なお、オホーツク海や根室海峡、太平洋では流氷の動きが激しくなります
ので注意してください。

＜留意事項＞
　現在、太平洋側東部で降雪が強まっており、根室地方など平年より積雪が
多い所では、特に大雪による影響が大きくなるおそれがあります。

＜風の予想＞
　２７日から２８日明け方までの最大風速（最大瞬間風速）
　　太平洋側東部、日本海側南部　北西の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　日本海側北部　北東の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　オホーツク海側南部　北の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　１８メートル（３０メートル）
　　オホーツク海側北部　北の風
　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　　　陸上　１８メートル（３０メートル）

＜波の予想＞
　２７日から２８日明け方までの波の高さ
　　太平洋側東部、オホーツク海側南部、日本海側南部　６メートル
　　日本海側北部、オホーツク海側北部　　　　　　　　５メートル

＜雪の予想＞
　２７日１２時から２８日１２時までの降雪量
　　オホーツク海側の多い所　７０センチ
　　太平洋側東部の多い所　　５０センチ

＜雪の実況＞（アメダスによる速報値）
　２６日１８時から２７日１０時までの降雪量
　　十勝地方　広尾　　　　　　　　５８センチ
　　　　　　　帯広　　　　　　　　３２センチ
　　日高地方　えりも町目黒　　　　４３センチ
　　釧路地方　釧路市阿寒町中徹別　３８センチ

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の「北海道地方気象情報」は、２７日１６時頃に発表する予定です。