[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.192510)

平成２６年１０月１４日１１時１２分
札幌管区気象台発表

太平洋側では、台風第１９号から変わった温帯低気圧の影響により、引き続き１４日夜遅くにかけて、暴風や高波、高潮による低い土地の浸水に警戒してください。

＜気象概況＞
　台風第１９号は、１４日９時に温帯低気圧に変わりました。この低気圧は
、北海道の南海上を北東に進み、１４日夜には千島近海に達する見込みです
。

＜防災事項＞
　太平洋側では、引き続き１４日夜遅くにかけて北東のち北の風が非常に強
く、海は大しけが続くでしょう。暴風や高波に警戒してください。
　太平洋側東部の海岸や河口付近では、１４日夕方から夜のはじめ頃にかけ
て、高潮による低い土地の浸水にも警戒が必要です。
　また、太平洋側では東部を中心に引き続き１４日夕方にかけて激しい雨が
降るでしょう。大雨による低い土地の浸水や土砂災害に注意してください。

　北海道の上空約１５００メートルには１１月上旬並みの寒気が流れ込んで
います。峠や山間部では引き続き１５日朝にかけて雪が降り、積雪状態とな
るおそれがあります。積雪や路面の凍結による交通障害に注意してください
。

＜風と波の予想＞
　１４日夜遅くにかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）と波の高さ
　　太平洋側　北東のち北の風
　　　海上　２５メートル（３５メートル）
　　　陸上　２０メートル（３５メートル）
　　　　波　　６メートル

＜潮位の予想＞
　１４日夕方から夜のはじめ頃までの最高潮位
　　太平洋側東部　標高１．２メートル

＜雨の予想＞
　１４日１２時から１８時までの１時間雨量の最大値
　　太平洋側　３０ミリ
　１４日１２時から１５日１２時までの２４時間雨量
　　太平洋側　５０ミリ

＜雪の予想＞
　１４日１２時から１５日１２時までの降雪量
　　峠や山間部　１０から２０センチ

　今後の気象情報及び地元気象台・測候所の発表する警報や注意報に留意し
てください。

　これで、「平成２６年　台風第１９号に関する北海道地方気象情報」は終
了しますが、１４日１６時頃に「暴風と高波および高潮に関する北海道地方
気象情報」を発表する予定です。