[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.174074)

平成２６年０９月１２日０４時５０分
札幌管区気象台発表

太平洋側西部と日本海側南部では、９日から断続的に大雨が続き、地盤の緩んでいる所があり、引き続き１２日昼前にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川のはん濫に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　北海道の西海上に動きの遅い低気圧があって、低気圧に向かって湿った空
気が流れ込んでいます。また、北海道付近の上空約５５００メートルには氷
点下１５度以下の寒気が流れ込んでおり、１３日にかけて大気の非常に不安
定な状態が続くでしょう。

＜防災事項＞
　太平洋側西部では、１２日昼前にかけて、局地的に雷を伴って非常に激し
い雨が降る見込みです。
　太平洋側西部と日本海側南部は、９日から断続的に大雨が続き、地盤が緩
んで土砂災害発生の危険度が非常に高まっている所や、河川が増水している
所があります。このため、引き続き１２日昼前にかけて、大雨による土砂災
害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。

　また、北海道地方では、引き続き１３日にかけて、竜巻などの激しい突風
、落雷、降ひょうに十分に注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど安全の確保に努めてください。

＜雨の実況＞
９日１２時から１２日０４時までの雨量
（アメダスによる速報値）
　石狩地方　千歳市支笏湖畔　　３７５．０ミリ
　胆振地方　白老町森野　　　　２９９．０ミリ
　　　　　　登別市カルルス　　２４２．０ミリ
　
１１日２０時から１２日０４時までの１時間雨量の最大値
（アメダスによる速報値）
　胆振地方　苫小牧　　　　　　　５５．５ミリ（１２日０４時００分）
　　　　　　白老町高砂町　　　　４９．５ミリ（１２日０１時２３分）

（解析雨量による速報値）
　胆振地方　苫小牧市平野部付近　約１００ミリ（１１日２３時３０分）

＜雨の予想＞
　１２日０６時から１３日０６時までの１時間雨量の最大値
　　太平洋側西部　　　　　　　　　　７０ミリ
　　日本海側　　　　　　　　　　　　３０ミリ

　１２日０６時から１３日０６時までの２４時間雨量
　　太平洋側西部　　　　　　　　　２００ミリ
　　日本海側　　　　　　　　　　　　８０ミリ　
　　　　　
　引き続き、地元気象台や測候所の発表する警報や注意報、気象情報、竜巻
注意情報に留意してください。
　次の北海道地方気象情報は、１２日１１時頃に発表の予定です。