[栃木県防災メール] 防災・防犯 (No.314432)

2015年07月16日05時54分
宇都宮地方気象台発表

【平成２７年　台風第１１号に関する栃木県気象情報】
大型で強い台風第１１号の影響で、栃木県では１６日から１７日にかけて大雨となる見込みです。河川の増水・はん濫、低い土地の浸水に警戒し、土砂災害、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

［台風の現況と予想］
　大型で強い台風第１１号は、１６日３時には日本の南の海上にあって、１
時間におよそ２０キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は９５５
ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４０メートル、最大瞬間風速は６０
メートルで、中心から半径１７０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風
となっています。
　台風第１１号は比較的ゆっくりとした速度で１６日は四国沖を北上し、１
７日は西日本へ上陸するおそれがあります。
　台風の周辺の湿った空気が東日本に入り始めたため、伊豆半島では非常に
激しい雨が降っており、今後、栃木県内でも非常に激しい雨の降るおそれが
あります。また、台風の動きが遅いため、台風周辺の湿った空気が、１７日
にかけて長時間流れ込み、降り始めからの総雨量が多くなる見込みです。

［防災事項］
＜大雨・雷・突風＞
　１６日朝から夜遅くにかけて、１時間６０ミリの非常に激しい雨が降り、
その後も、１７日にかけて断続的に雷を伴って１時間３０ミリ以上の激しい
雨が降るでしょう。
　１７日６時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
　　北部　２００ミリ
　　南部　１５０ミリ
の見込みです。
その後、雨量はさらに増え、１８日６時までの２４時間に予想される雨量は
、いずれも多い所で、
　　全県　１００から１５０ミリ
の見込みです。

　栃木県では、河川の増水・はん濫、低い土地の浸水に警戒し、土砂災害に
注意してください。
　また、台風周辺の湿った空気が流れ込み、１７日にかけて、大気の非常に
不安定な状態が続くでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してく
ださい。発達した積乱雲の近づく兆しのある場合は、建物内に移動するなど
、安全確保に努めてください。

［補足事項］
　今後、気象台の発表する警報や注意報、気象情報、竜巻注意情報等に留意
してください。
　次の「平成２７年　台風第１１号に関する栃木県気象情報」は、１６日１
１時頃に発表する予定です。

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発信元：栃木県危機管理センター