福島県で配信されている安全・安心メールマガジン

目次
１　ノロウイルス流行警報が発表されました
２　歳末の食品衛生一斉監視がはじまりました
３　様々な食中毒について【ふぐ毒】
４　様々な食品添加物について【乳化剤】


▼ノロウイルス流行警報が発表されました
１１月２４日に感染性胃腸炎の都内患者報告数が流行警報基準を超えました。１１月には区内でもノロウイルスを原因とする食中毒が２件発生しています。調査の結果、どちらの食中毒も発生前に調理従事者若しくは家族に体調不良者がいたことがわかっています。体調不良が疑われる場合は直接食品に触れる作業には携わらないようにしましょう。

都内での感染性胃腸炎の流行警報
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/11/24/26.html


▼歳末の食品衛生一斉監視がはじまりました
贈答用、クリスマス用、正月用など多種多様の食品が短期間に大量に流通する歳末の時期にあわせ、保健所では食中毒発生予防のため、食品関係営業者に対する一斉監視指導を実施しています。宴会施設や食品製造・販売施設を中心に立ち入りを予定していますのでご協力よろしくお願いします。


▼様々な食中毒について【ふぐ毒】
　ふぐには猛毒のテトロドトキシンが存在し、ふぐの肝臓や卵巣などの内臓、ふぐの種類によっては皮、筋肉にも含まれ、通常の加熱では壊れません。その強さは青酸カリの1,000倍以上ともいわれています。ふぐ毒はごくわずかな量で麻痺による呼吸困難を引き起こします。ふぐ中毒には特効薬はなく、致死率のきわめて高いことが特徴です。ふぐ中毒の経過は非常に早く、食べてから死亡までの時間は4から6時間位です。
　ふぐは食べ物として魅力あるものですが、調理方法によっては命を落とすことがあることを忘れないでください。釣ってきたふぐや、もらったふぐを素人判断で調理することは、非常に危険です。ふぐを取り扱うためには規定があります。ふぐの取り扱いを計画している営業者の方は保健所に相談をお願いします。

ふぐ毒（東京都食品衛生の窓）
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hugu/index.html


▼様々な食品添加物について【乳化剤】
　水と油のような、本来混じり合わないものの境界面で働いて、均一な状態を作る作用を持つものを乳化剤といいます。例えば、マヨネーズは、卵黄中に含まれるレシチンが乳化剤として働いて、サラダ油が卵や酢の中に均一に混ざっている食品です。また、食品成分の境界面の性質を変える作用を利用して、ケーキなどの起泡剤、焼き菓子などの型離れをよくする離型剤、デンプンの食感劣化を防ぐ老化防止剤など、様々な目的で使用されます。
　★主な添加物★
　グリセリン脂肪酸エステル、レシチン（植物レシチン、卵黄レシチン）　など

乳化剤（東京都食品衛生の窓）
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/shokuten/nyukazai.html


◆食中毒予防の３原則
「つけない、ふやさない、やっつける」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/files/shoshinsya.pdf

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台東保健所生活衛生課　食品衛生担当
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