[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2502090)

１２月１２日及び１２月１５日に特殊詐欺の予兆電話を合計２３件認知したため、今後１週間、特殊詐欺被害アラートを発令します。

　発令期間は、令和７年１２月１５日（月）（発令日）から１２月２２日（月）までの間です。



【予兆電話のあった日・件数と地域】

１２月１２日（金）【１８件】：松山市（松山東、松山西、松山南署管内）、大洲市、喜多郡内子町、八幡浜市、西宇和郡伊方町、西予市、宇和島市

１２月１５日（月）【５件】：松山市（松山西、松山南、管轄署不明）、宇和島市



【予兆電話の特徴等】

　今回、認知した予兆電話２３件は、全てオレオレ詐欺（ニセ警察詐欺）に繋がるもので、中予・南予地区に集中しています。

　また、２３件のうち８件で自動音声ガイダンス電話、５件で国際電話番号が使われていました。

　ニセ警察詐欺の手口の電話の始まりは、警察官等をかたるものだけでなく、通信事業者を名乗る者から、「携帯電話が使えなくなる。」「電話料金が未払いである。」「あなた名義で携帯電話が暴力団犯罪で使用されている。」などと言われたり、郵便局を名乗る者から、「荷物について確認したいことがある。」「郵送が禁止されているものが入っている」などと言われた後、「このまま電話を警察につなぐ。」などと言われたりします。

　その後、警察官をかたる犯人に電話が繋がり、「あなたに犯罪の疑いがある。」「取調べをする。」などと不安にさせた後、ＳＮＳのビデオ通話に誘導され、警察手帳や逮捕状のようなものを提示するなどして信用させ、「あなたの資産を確認する必要がある。」などと資金調査の名目で現金の振込みなどを要求されています。



【被害に遭わないためのポイント】

○　電話で警察官等を名乗っていても、お金の話になれば詐欺を疑い、相手の所属や名前を確認し、一旦電話を切って相手が名乗った警察署の番号を確認するなどの対応をしてください。

○　「＋（プラス）」や「０１０」から始まる国際電話番号が特殊詐欺に悪用されていますので、国際電話番号に用事のない方は電話に出ないようにしてください。



【国際電話不取扱受付センターへの申込み】

　電話番号０１２０?２１０?３６４

　オペレーター案内：平日午前９時から午後５時まで

　自動音声案内：平日、土日祝２４時間

〇３種類の申込方法があります。

１．ウェブ申請

　　ホームページ（https://www.kokusai-teishi.com/）から申し込むことができます。

　　『国際電話不取扱受付センター』に電話をかけて、パスワードを確認してからお申込みください。

２．自動音声ガイダンス申請

　　『国際電話不取扱受付センター』に電話をかけて、電話番号や氏名等を番号及び音声入力することで申込みができます。

３．書類申請

　　書類で申請する場合は、申請書類を最寄りの警察署や交番、駐在所で受領できます。



【特殊詐欺被害アラートとは】

１週間のうちに、特殊詐欺の予兆電話を１日に２件以上認知した日が２日以上あった時に、注意喚起のために発令するものです。



※特殊詐欺被害アラートの情報は、県内全域に発信しています。