[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2498665)

令和７年１２月９日、四国中央署管内で、交際あっせん詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和７年９月下旬、四国中央市在住の５０歳代男性が携帯電話でＳＮＳを使用中、日本人女性名を名乗るアカウント甲からダイレクトメッセージが届き、別のＳＮＳに誘導され、互いの身の上話をしたり顔写真を交換したりするうちに、甲に好意を抱くようになり、会う約束をしようとしました。

　すると、甲から、「会うためには、クラブに入会して会員になってほしい。」「クラブを通して会いたい。」「入会にお金がかかるが、最後に返金される。」などとメッセージが送られ、これを信用した男性は、甲から紹介された、会員クラブの受付担当者で日本人女性名を名乗るアカウント乙の指示により、同年１０月３日、四国中央市内の金融機関に設置されたＡＴＭで乙から指定された口座に５万円を振り込み、さらに、乙から送られてきたＵＲＬにアクセスして、同クラブの会員登録をしましたが、乙から、「銀行のメンテナンスで振込みの操作が完了せず、再度振込みが必要です。」などと説明を受け、同日、同様の方法で現金５万円を振り込みました。

　その後、乙から紹介された、クラブの認証担当者で日本人男性名を名乗るアカウント丙から、「会員クラブで３回の現金振込認証が必要です。」「弊社の都合で入金に異常が発生し、再度銀行振込みが必要です。」などと言われ、これを信用した男性は、同月４日から同月１１日までの間に、同様の方法で丙から指定された口座に４回にわたり合計１７０万円を振り込み、それぞれだまし取られました。



【被害防止対策】

○　ＳＮＳのダイレクトメッセージで知り合った相手に、現金等をだまし取られる詐欺被害が増加しているので注意してください。

〇　恋愛感情や親近感を抱かせるために、様々な内容のメッセージを送信してくるものの、電話で直接会話したり、会おうとしたりしない場合は、一度冷静になり、家族や友人、警察に相談してください。



※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。