[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2388604)

令和７年６月２４日、松山東署管内で、１４４万円分の暗号資産被害の警察官をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和７年６月６日、松山市在住の２０歳代男性の携帯電話機に、「伝えたい事項がある。」などと、電話番号が添付されたショートメールが届いたことから架電すると、電話口に出た大阪府警察の警察官を名乗る甲男から、「あなた名義の口座が暗号資産取引に利用されて詐欺の被害にあった人がいる。」「電話で調書を作るので、個人情報と免許証の写真を送って欲しい。」「無実を証明するための実況見分が必要で、今回の詐欺の手口と同じ手順で、被害金額分の現金を暗号資産に換えて送ってもらう必要がある。」「暗号資産の送り先はあなた専用のウォレットになるので、捜査が終われば引き出すことができる。」「無実を証明しなければ、逮捕する可能性もある。」などと言われ、これを信用した男性は、甲男に指示されたとおりに暗号資産取引アプリをインストールし、甲男が指定した口座を取引口座に設定した上で、同日、松山市内のコンビニエンスストアに設置されたＡＴＭから同口座に３４万円を振り込み、その後、電話を代わったサイバー捜査課を名乗る乙男の指示どおりに同アプリを操作し、同口座内の金を暗号資産に換えた上で、指定されたアドレスに送信しました。

　さらに、翌７日にも甲男からアプリ内の口座に入金するように指示されたことから、これを信用した男性は、同日、同様に１１０万円を振り込み、これを暗号資産に換えた上で、指定されたアドレスに送信し、それぞれだまし取られました。



【被害に遭わないためのポイント】

〇警察や検察等の職員をかたる詐欺が急増しています。電話で警察官等を名乗っていても、お金の話になれば詐欺を疑い、相手の所属や名前を確認する、一旦切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するなどの対応をしてください。

〇警察官等を名乗る者から電話で捜査対象となっているなどと言われた場合は、一旦電話を切って、警察相談専用電話（＃９１１０）やご自身で調べた警察署の電話番号等にご相談ください。



※警察庁のホームページでは、警察官をかたるオレオレ詐欺の事例や被害状況、対策を紹介しています。

　一度確認し、警察官をかたるオレオレ詐欺の被害に遭わないようにしましょう。

　→https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/241218/02.html



※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。