[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2374809)

令和７年５月３０日、松山東署管内で、警察官等をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和７年５月７日、松山市在住の３０歳代男性の携帯電話機に「＋」で始まる国際電話番号から電話があり、警視庁の警察官を名乗る甲男から、「詐欺事件の捜査をしていたら、あなた名義のカードが出てきた。」「このままでは令状が出て出頭してもらうようになる。」「この事件は岐阜県警が捜査しているので、岐阜県警に代わる。」などと言われました。

　その後、電話を代わった岐阜県警の警察官を名乗る乙男から、「あなたのカードが資金洗浄に使用されている。」「お金の流れが確認できれば勾留とかにはならない。」などと言われ、ＳＮＳに誘導され、ビデオ通話でワイシャツ姿の乙男に警察手帳のようなものを見せられたことから、本当の警察官だと信用しました。

　さらに、乙男から、お金の流れを確認するため、複数の口座の現金を一つにまとめて振り込むように言われ、これを信用した男性は、同日、乙男から指定された口座に、松山市内のコンビニエンスストアに設置されたＡＴＭから現金４２万円を振り込み、だまし取られました。



【被害に遭わないためのポイント】

○　警察や検察等の職員をかたる詐欺が急増しています。

○　電話で警察官などを名乗っていても、お金の話になれば詐欺を疑い、相手の所属や名前を確認する、一旦電話を切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するなどの対応をしてください。

○　「＋」「０１０」で始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺が増加しています。固定電話に国際電話がかかってこないようにすることで、詐欺の被害に遭うリスクを下げることができます。警察では、固定電話の国際電話番号をブロックする方法を紹介しておりますので、ブロックを希望する方は、各警察署にお問い合わせください。



※愛媛県警察公式YouTubeチャンネルで、愛媛県内に居住する方にかかってきた、実際の詐欺電話・音声を公開中です。

　音声を確認して、詐欺の手口を知りましょう。

　→ 【愛媛県警察公式YouTube　富山県警・警視庁の警察官を名乗るオレオレ詐欺の詐欺電話　実際の会話】

　　　https://www.youtube.com/watch?v=2w6jA2h9GnU&list=PLYpadMja0OeG6agEMdbdA8VMa0W78_NdY&index=10

※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。