[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2374294)

令和７年５月２９日、今治署管内において、被害総額約２，８００万円のＳＮＳ型投資詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和７年３月１１日、今治市在住の６０歳代男性が携帯電話で投資サイトを見つけ、会員登録したところ、男性のＳＮＳに日本人女性名を名乗る甲のアカウントが友達登録され、投資や趣味のことについてやり取りし、連絡を取るようになりました。

　すると、甲から、投資グループや日本人男性名の投資家を名乗る乙のアカウントを紹介された上、甲や投資グループから一般の投資家が参加できない株投資への参加を勧められ、「これは滅多にない投資チャンスです。」「参加すれば利益を得ることもできるでしょう。」などと言われメッセージが送られてきたことから、男性が、参加する旨伝えたところ、丙のアカウントを紹介され、丙から株投資の利益などが確認できる投資サイトの会員登録に誘導されました。

　さらに、丙から、株取引のための振込みを指示されたことから、これを信用した男性は、同年４月２日から同月３０日までの間に、５回にわたり、インターネットバンキングで丙から指定された口座に合計約１，１００万円を振り込みました。

　その後、同サイトで大きな利益が出ていることが確認できたことから、男性が出金のために丙に連絡したところ、丙から、「出金のためには税金が必要」「口座の凍結を解除するためには保証金が必要」などと返信があり、これを信用した男性は、同年５月９日から同月１６日までの間に、３回にわたり、インターネットバンキングや今治市内の金融機関ＡＴＭ等で、丙から指定された口座に合計約１，７００万円を振り込み、それぞれだまし取られました。

　

【被害に遭わないためのポイント】

ＳＮＳを利用した投資詐欺が急増しています。

〇実在する投資家を名乗る

〇ＳＮＳ上のメッセージだけでやり取りだけする

〇個人名義の口座にお金を振り込ませようとする

〇振込先口座を頻繁に変える

〇「必ずもうかる」等と言ってくる

等があれば詐欺を疑い、家族や警察に相談してください。



※ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害は、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。