[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2355719)

令和７年４月１６日、新居浜署管内において、被害総額約１，５５０万円のＳＮＳ型ロマンス詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和７年３月中旬頃、新居浜市在住の５０歳代男性のＳＮＳアカウントに、日本人女性名を名乗る甲のアカウントからダイレクトメッセージが届き、以後、別のＳＮＳのメッセージ機能を利用してやりとりをする中で、男性は相手に好意を抱くようになりました。

　その後、甲から、「円をドルに両替してお金を貯めることで、銀行より高い利息を得ることができます。」「リスクはありません。」などと共同で行う投資話を持ち掛けられ、これを信用した男性は、甲に勧められた投資アプリをダウンロードし、新居浜市内の金融機関ＡＴＭやインターネットバンキングを利用し、同人に指定された口座に３回にわたり、合計１２３万円を振り込みました。

　さらに、甲から、「上級アナリストを紹介することができる。」「上級アナリストの指示どおり投資すれば、利益がもっと増える。」と言われ、上級アナリストの男性を名乗る乙を紹介されたため、同人にアドバイス等を求めたところ、同アプリの運営関係者を名乗る丙から、その利用料を請求され、これを信用した男性は、同年４月３日、その利用料として、インターネットバンキングを利用し、丙から指定された口座に約３９０万円を振り込みました。

　その後、丙から、男性に対する甲の情報漏えいがあったとして、投資アプリ内の出金停止措置が取られたことを伝えられ、その解除等の名目で、同月４日から７日にかけ、４回にわたり、インターネットバンキングを利用して指定された口座に約１，０３７万円を振り込み、それぞれだまし取られました。



【被害に遭わないためのポイント】

ＳＮＳ型ロマンス詐欺が発生しています。

〇恋愛感情や親近感を抱かせるために、様々な内容のメッセージを送信してくるものの、電話で直接会話したり、会おうとしたりしない。

〇会ったこともないのに、交際や結婚の話をされたり、投資話や渡航費用、荷物輸送費用などのお金の話をされたりする。

このような場合は相手の話を鵜呑みにすることなく、詐欺を疑い、家族や友人、警察に相談してください。



※ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害は、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。