[愛媛県警察　安全・安心メールマガジン] 防災・防犯 (No.2313874)

令和７年１月２９日、新居浜署管内において、被害総額約１，５６０万円のＳＮＳ型ロマンス詐欺の被害を認知しました。



【被害の状況】

　令和６年１１月２８日、新居浜市在住の４０歳代女性のＳＮＳアカウントに外国人女性甲を名乗るアカウントからダイレクトメッセージが届き、以後、同人と別のＳＮＳを利用してやりとりを重ねるうちに、親近感を抱くようになりました。

　その後、同人から、「お金を稼ぐために私と投資の勉強をしませんか。」と暗号資産を用いた投資に誘われ、これを信用した女性は、暗号資産取引所のアプリなどをダウンロードした上、同年１２月１３日、甲の指示に従い、１０万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信したところ、利益として１万円が女性の口座に振り込まれ、さらに、同月１７日、同様の方法で合計３００万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信したところ、利益として４０万円が女性の口座に振り込まれたことから、女性は甲のことをますます信用しました。

　その後、甲から、「手続がもっと簡単にできるサイトがある。」と言われ、女性は甲の指示に従い、投資サイトに登録した上、同サイトのカスタマーサービスを名乗る乙の指示に従い、同月１８日から同月３１日までの間に、合計５回にわたり、合計１，２５０万円を指定された口座に振り込み、それぞれだまし取られました。



【被害に遭わないためのポイント】

〇ＳＮＳを利用した詐欺が急増しています。

　・直接会話することなく、ＳＮＳ上のメッセージだけでやりとりする。

　・口座凍結回避名目等、色々な理由をつけ現金を振り込ませようとする。

　等があれば、一度冷静になり、家族や友人、警察に相談してください。

〇ＦＸ投資や暗号資産の仕組みが分からないまま、相手方の「必ずもうかる。」等という甘言に惑わされないようにしてください。



※ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害は、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。