山口県で配信されている安全・安心メールマガジン

令和４年台風第１４号に関する山口県気象情報　第８号
令和　４年　９月１８日１１時３０分　下関地方気象台発表

（見出し）
大型で非常に強い台風第１４号は、１９日昼前から昼過ぎにかけて山口県に
かなり接近する見込みです。暴風、高潮、土砂災害に厳重に警戒し、うねり
を伴った高波、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。ま
た、九州北部地方では、引き続き１９日日中にかけて、線状降水帯が発生し
て大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

（本文）
　大型で非常に強い台風第１４号は、１８日１１時には屋久島の南東約３０
キロにあって、１時間におよそ２５キロの速さで北北西へ進んでいるものと
推定されます。台風は、非常に強い勢力を維持したまま北北西に進み、１９
日昼前から昼過ぎにかけて山口県にかなり接近する見込みです。台風が予報
円の中心付近を進みますと、早い所では１８日夜遅くに風速２５メートル以
上の暴風域に入る見込みです。
　このため、山口県では１８日昼過ぎから２０日にかけて非常に強い風や猛
烈な風が吹き、海上では１８日夜遅くから２０日にかけて、うねりを伴った
大しけとなる見込みです。飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが
横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。不要不急の外出を控え、
屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
　また、台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の
状態が非常に不安定となり、局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降るおそ
れがあります。落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。
　台風接近時には潮位が高くなり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水の
おそれがあります。海岸や河口付近では高潮や高潮と重なり合った波浪によ
る浸水などに、厳重に警戒してください。

＜雨の予想＞
１８日から１９日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　西部　７０ミリ
　中部　７０ミリ
　東部　７０ミリ
　北部　７０ミリ

１８日１２時から１９日１２時までに予想される２４時間降水量は、いずれ
も多い所で、
　西部　３００ミリ
　中部　３００ミリ
　東部　３００ミリ
　北部　３００ミリ

その後、１９日１２時から２０日１２時までに予想される２４時間降水量
は、いずれも多い所で、
　西部　１００から２００ミリ
　中部　１００から２００ミリ
　東部　１００から２００ミリ
　北部　１００から２００ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局所的にさらに雨量が増えるおそれがありま
す。

＜風の予想＞
１８日から１９日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側　３０メートル（４５メートル）
　瀬戸内側　４０メートル（６０メートル）
　陸上　　　３０メートル（４５メートル）

２０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側　２０から２４メートル（２５から３５メートル）
　瀬戸内海　１５から１９メートル（２０から３０メートル）

＜波の予想＞
１８日から１９日にかけて予想される波の高さ
　日本海側　７メートル　うねりを伴う
　瀬戸内側　６メートル　うねりを伴う

２０日に予想される波の高さ
　日本海側　６メートル　うねりを伴う

＜防災事項＞
　暴風、高潮、土砂災害に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、低い土地の
浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風
に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内
に移動するなど安全確保に努めてください。
　
　今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してくだ
さい。