[ひょうご防災ネット] 防災・防犯 (No.1571761)

令和３年８月１３日
南あわじ市長　守本　憲弘　

　これまでに経験したことがない勢いで全国的に感染が拡大しており、日々、過去最多の新規感染者が確認されています。
　兵庫県でも新規感染者が急増しており、8月16日からは淡路地域もまん延防止等重点措置の対象区域に指定されます。これにより飲食店等へ営業時間短縮（5時〜20時）や酒類の提供禁止などが要請されます。
　最近の新規感染者の傾向としては、特に30代以下の若い世代が占める割合が60％以上と多く、「家庭」、「職場・施設・学校等」のほか、「友人との会合」が主な感染経路となっています。また、島内で感染が確認された事例の多くは、都市部からの帰省に関係したものや、感染拡大地域を訪れ会食を行った後に感染が確認されたものです。お盆の時期を迎えますが、日中も含め不要不急の外出・移動を自粛し、帰省や旅行等は中止・延期して下さい。
　また、症状に心当たりがある場合には、市販の検査キット等に依存することなく、早期に医療機関を受診し、医師の判断により、信頼性の高い検査を受けてください。
人の心は、危機的な状況に置かれても事態を過小評価し、「自分は大丈夫」と思いがちな傾向があります。行動に対するリスクを認識し、自分の事として一人ひとりが強い危機感を持ち、自覚と責任を持った行動をお願いします。
　毎日暑い日が続いています。コロナの影響で自宅にいる時間が長くなり、屋内でも熱中症になる方が増えています。基本的な感染症対策とともに、涼しい服装を心掛け、エアコンの設定温度をこまめに調節するなど、暑さ対策もしっかり行いましょう。冷房中も換気扇の使用や定期的に窓を開放するなど、換気を忘れないようにしましょう。
　マスク着用時は、熱をうまく発散できず体に熱を溜めこんでしまうことがあります。周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクを外し休憩することも大切です。積極的に水分補給を行い熱中症の予防をしましょう。

(1)生活維持や健康増進に必要な場合を除き、日中も含めた不要不急の外出・移動を自粛して下さい。特に県をまたいだ往来や、感染拡大地域との往来を自粛して下さい。
感染リスクの高い施設（時短要請時間外に営業する飲食店等）の利用は、厳に控えて下さい。
(2)大人数・長時間の飲食は自粛して下さい。（会食は同居家族を除き「4人以内の単位」（例：1テーブル4人以内）ごとになるようにし、会話の際はマスク等で飛沫を防ぐこと）
(3)人と接する場合は、必ずマスクを着用して下さい。新規感染者数の６割が家庭です。家庭内においても「人にうつさない」行動をして下さい。
(4)あなた自身や同居家族がPCR検査等を受けることになった、あるいは検査で陽性になった場合は、ご自身やご家族の通われている施設（介護事業所、障害福祉事業所、学校、保育所、職場など）に速やかに連絡して下さい。

　十分な感染対策を行っていても、不運にも感染してしまうことがあります。市民の皆様におかれましては、不当な偏見や差別につながることがないよう、感染者やその家族、医療従事者等の人権へのご配慮をお願いいたします。

【医療相談窓口】
　感染を疑う場合は、出勤や登校など外出を控え、まずはかかりつけ医に電話で相談してください。かかりつけ医などがない場合は、次の医療相談窓口に電話で相談してください。
〇 兵庫県　新型コロナ健康相談コールセンター 電話 078-362-9980
受付時間：24時間（土曜日・日曜日・祝日含む）
〇 洲本健康福祉事務所（発熱等受診・相談センター）　電話　0799-26-2062
受付時間：平日 午前9時〜午後5時30分

南あわじ市