[島田市 防災情報配信メール] 防災・防犯 (No.1579098)

　8月20日から静岡県に「緊急事態宣言」が発令されます。県内の1日当たりの陽性者がこれまでと けた違いの400人に迫る勢いで、医療ひっ迫の度合が高まるなど、県としても強い危機感を持っているためです。
　静岡県が宣言下になるのにあたり、市民の皆様に私から再度、強く呼び掛けたいと思います。

　島田市は、市民の皆様や医療関係者などのご尽力により、8月中旬までは感染者が比較的少なく抑えられてきました。ところがここにきて、「まん延防止等重点措置」の対象区域からの人流の増加により、市外・県外からウイルスが持ち込まれ、家庭内感染につながり、急激な感染拡大の状況となっています。
　デルタ株の感染力の強さや重症化リスクの高さは、これまで以上に深刻な状況をもたらしています。
　市内の最近の傾向を見ると、2度のワクチン接種を終えた方でも、感染しています。ワクチン接種が済んだからといって、決して安心ではないのです。

　「緊急事態宣言」と聞くと、昨年のことを思い出す方も多いと思いますが、前回のように学校が休校になることはありません。飲食店の営業は午後8時までとなります。
　デルタ株の強さを考え、市民の皆様には、もう一歩踏み込んだ感染拡大防止対策をお願いいたします。これまでの対策に加え、外出は必要最低限とする「セルフ・ロックダウン」を行ってください。人の流れを少なくし接触機会を減らすことが、感染を抑える有効な手立てとなります。県をまたぐ移動はもちろん、市をまたぐ不要不急の往来も避けてください。
市としても、公共施設の一部利用制限などを行います。

　島田市は、順調にワクチン接種を進めており、11月中には希望するすべての人の接種が完了する予定です。
コロナの重症者が増えると、一般の診療や手術に多大な影響が出てしまいます。医療提供体制の危機的な状況を招かないために、皆さん一人ひとりができることは全て行い、これまでに経験したことがない最大級の危機を乗り越えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。

令和3年8月17日
島田市長　染谷　絹代

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