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令和元年　台風第１９号に関する神奈川県気象情報

令和元年10月11日 05時52分横浜地方気象台発表

台風第１９号は、１２日夕方から１２日夜遅くにかけて東日本に接近または上陸するおそれがあります。神奈川県では、高波や暴風に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に警戒してください。

［台風の現況と予想］
　大型で非常に強い台風第１９号は、１１日３時には父島の西約３７０キロにあって、１時間におよそ２０キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は９２５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートルで中心の東側３７０キロ以内と西側２８０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は、日本の南を北北西へ進み、次第に進路を北東に変えて、非常に強い勢力を保ったまま、１２日夕方から１２日夜遅くにかけて、東日本にかなり接近または上陸し、その後は東日本から東北地方を進むおそれがあります。

［防災事項］
＜大雨・雷・突風＞
　台風の接近に伴い、神奈川県では、１２日朝から１３日にかけて、１時間に５０ミリの非常に激しい雨が降り、局地的には１時間に８０ミリの猛烈な雨が降って大雨となる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

＜暴風・高波・高潮＞
　台風の接近に伴い、神奈川県では、１１日は夜のはじめ頃から海上を中心に風が強く吹き、海はうねりを伴ってしける見込みです。その後、１２日は朝から非常に激しい風が吹き、海は猛烈なしけとなるでしょう。特に、１２日夕方から１３日にかけて、猛烈な風が吹く見込みです。暴風や高波に厳重に警戒してください。交通障害や停電、塩害、農作物の被害にも注意してください。
　また、１２日から大潮の期間となるため、１３日にかけて高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に警戒してください。
　神奈川県では、台風第１５号で被災した地域での災害復旧作業への影響にも十分留意してください。

［量的予想］
＜雨の予想＞
１１日６時から１２日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　東部　１００ミリ
　西部　１５０ミリ
その後、１２日６時から１３日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　東部　３００から４００ミリ
　西部　４００から６００ミリ

＜風の予想＞
１１日から１２日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）
　陸上　３５メートル（５０メートル）
　海上　４０メートル（６０メートル）
猛烈な風は、１３日にかけて続く見込みです。

＜波の予想＞
１１日から１２日にかけて予想される波の高さ
　東京湾（横浜・川崎）　４メートル　うねりを伴う
　東京湾（三浦半島）　　１０メートル　うねりを伴う
　相模湾　　　　　　　　１２メートル　うねりを伴う
猛烈なしけは、１３日にかけて続く見込みです。

［補足事項］
　今後発表する台風情報、警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報等に留意してください。
　次の「令和元年　台風第１９号に関する神奈川県気象情報」は、１１日１２時頃に発表する予定です。



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