[ふじさわメールマガジン配信サービス] 防災・防犯 (No.1153395)

令和元年　台風第１０号に関する神奈川県気象情報

令和元年08月14日 06時41分横浜地方気象台発表

大型の台風第１０号の影響により、三浦半島の東京湾側では、１４日夜のはじめ頃から１５日にかけて、うねりを伴った高波に警戒してください。相模湾でもうねりを伴った高波に注意してください。

［台風の現況と予想］
　大型の台風第１０号は、１４日３時には種子島の南東にあって、１時間におよそ１５キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は９６５ヘクトパスカル、最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４０メートルで中心から半径２４０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は、今後北よりに進路を変えて強い台風に発達した後、やや勢力を弱めて１５日には四国地方に上陸し、西日本を縦断する見込みです。１５日夜には日本海に達し、次第に温帯低気圧の性質を帯びつつ速度を速め、１７日にかけて北日本へ接近する見込みです。

［防災事項］
＜高波・強風・高潮＞
　台風の影響で、相模湾や三浦半島の東京湾側では、うねりを伴い波が高くなっています。
　台風の北上に伴い、１５日には、海上を中心に次第に風が強まり、相模湾や三浦半島の東京湾側ではうねりを伴い波が高く、しける見込みです。
　１４日から１７日にかけて大潮の時期にあたるため、平常時の潮位よりも高くなり、台風の進路次第ではさらに潮位が高くなるおそれがあります。
　三浦半島の東京湾側では、１４日夜のはじめ頃から１５日にかけて、うねりを伴った高波に警戒し、相模湾でもうねりを伴った高波に注意してください。また、神奈川県では、海上を中心に強風に、海岸や河口付近の低地での高潮に注意してください。
　
＜大雨・雷＞
　神奈川県では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となるため、雷を伴って１時間に３０ミリの激しい雨が降る所があり、１４日から１５日にかけて、神奈川県西部の山地を中心に大雨となる見込みです。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水、落雷、突風に注意してください。

［量的予想］
＜波の予想＞
１４日から１５日にかけて予想される波の高さ
　東京湾（横浜・川崎）　１．５メートル
　東京湾（三浦半島）　　４メートル　うねりを伴う
　相模湾　　　　　　　　４メートル　うねりを伴う
１６日も、うねりを伴いしけの状態が続く見込みです。

＜雨の予想＞
　１５日６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
　　東部　　　６０ミリ
　　西部　　　１２０ミリ
　１６日６時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で、
　　東部　　　５０から１００ミリ
　　西部　　１００から２００ミリ

［補足事項］
　１４日夜のはじめ頃までに、東京湾（三浦半島）に波浪警報を発表する可能性が高く、１５日には、相模湾に波浪警報、神奈川県に大雨警報を発表する可能性があります。
　今後発表する台風情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。
　次の「令和元年　台風第１０号に関する神奈川県気象情報」は、１４日１７時頃に発表する予定です。



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