[国分寺市 生活安全・安心メール] 防災・防犯 (No.1797343)

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（第33回国分寺市平和祈念式での市長メッセージ）

終戦から今年で77年という長い年月が流れ、実際に戦争を体験された方も御高齢となり、直接お話を伺う機会が少なくなる中、日本での戦争の記憶は薄れつつあるかもしれません。

しかし、世界では今も紛争や戦争が続いており、特に直近ではロシアによるウクライナへの軍事侵攻を見るにつけ、心が痛みます。また、核兵器の恐怖も感じざるを得ません。絶対悪の核兵器が脅しに使われること、ましてや使用されることが絶対あってはなりません。

私たちは戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさをいつまでも忘れることなく、世界へ、そして次の世代に伝えていかなくてはなりません。当市は、昭和59年８月６日に核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を目指して「国分寺市非核平和都市宣言」を行いました。

また、非核宣言をもつ国内のおよそ300を超える自治体から構成される「日本非核宣言自治体協議会」や世界の8,000を超える都市から構成される「平和首長会議」に加盟し、国内あるいは世界の都市と連携を図り、戦争による世界最初の被爆国の自治体として、世界の人々が核兵器のない平和な世界で暮らすことができるよう、取り組んでいるところです。

さて、当市の平和に関する具体的な取組の一つとして、ピースメッセンジャーの広島派遣があります。これは、今日も参加してくれています、市内の小中学生たちを、市を代表するピースメッセンジャーとして広島に派遣し、被爆の実態を見て、聞いて、感じることで命の尊さや平和の大切さを認識してもらい、その思いを市民の皆様に伝えるというものです。

今年は８月５日から７日までの三日間で三年ぶりに実施し、先日、私もピースメッセンジャーと一緒に広島を訪問してきました。ピースメッセンジャーの発表は、９月３日（土曜日）の「平和祈念行事」で行いますので、ぜひ皆様御参加いただき、子どもたちの平和に対する思いを感じていただきたいと思います。

また、８月21日（日曜日）まで「原爆パネル展」を本多・光公民館とひかりプラザ内の男女平等推進センターで開催していますので、こちらも是非ご覧いただきたいと思います。

当市では、今後も、戦争の惨禍を忘れずに平和への意識を持ち続けられるように、市民の皆様に御協力をいただきながら様々な平和事業を実施してまいりたいと考えております。

皆様におかれましては、この平和祈念式を通じて、改めて平和について考える機会としていただきたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和４年８月15日


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TEL:042-573-4378
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