[メールけいしちょう] 防災・防犯 (No.2324141)

警視庁練馬警察署の管轄する、東京都練馬区早宮、小竹町等の各地区で、日中、自宅にいる若い女性に対する特殊詐欺被害が多発しています。
その手口は仕事を探している方の心理を逆手にとって、【自宅でできる簡単な仕事】【在宅ワーク】等のキーワードで、検索された結果の情報にアクセスすると特殊詐欺の犯人に騙されるものです。

ネットやSNSの閲覧中に表示された広告を見て、仕事をしてみたいと画面をクリックすると、別のSNSの通信アプリに誘導されます。
そして、犯人達から「簡単な仕事」「〇〇すれば報酬〇円」等と誘惑され、「最初に、○○の教材を購入してもらう」「１件につき、手数料を〇〇円払ってもらう」「登録のために情報を入力してください（教えてください」」等と個人情報（氏名・生年月日・家族構成・連絡先・口座情報）や金銭を要求されます。
犯人達の指示に従って、指示された金額を支払うと、犯人達は本格的に騙すため、「更に報酬が良い仕事を紹介したい」「高額報酬」「割が良い仕事がある」「初心者なので多く仕事を紹介したい」等と連絡してきて、高額報酬の仕事だと希望を持たせ、高額報酬の仕事だと言って、もっともらしい仕事の説明をした後、「仕事に必要な手続きです」「仕事のために必要」「これを用意してください」等とネットバンキングの登録をさせ、「商品の購入代」「報酬見込み額」「紹介手数料」等と騙して、支払った以上の報酬が約束されていると思わせたうえで、犯人達の指定する口座にネットバンキングやATMから口座にある預金を振り込ませます。

犯人達の目的は、お金を騙し取ることなので、預金の無い方は、言葉巧みに消費者金融ローン等を組まされ、消費者金融から口座に振り込まれた現金を騙し取られた方もいます。

この詐欺の特徴は、日中自宅にいる若い女性の被害が多く、犯人達からの誘導で携帯電話一本でお金が稼げると思わされることです。
ネットやSNSの向こうに居る、顔もわからない人物から仕事のためだと騙され、現金を支払ってしまう状況を不審に思わなければ、被害は止まりません。

特殊詐欺の被害者は、高齢者だけではありません。
携帯などの通信手段を持つ、若い人（子や孫、ひ孫世代）たちも、被害者になります。
同居している若い方・遠方にいる子供や孫世代の方に、「こんな詐欺があるみたいだよ」と教えてあげるだけで、ご家族の中から被害者を出さずにすみます。

練馬警察署では、特殊詐欺被害をシャットダウンするために多くの施策を紹介しています。
疑問に思ったら、地元の警察である練馬警察署に一度ご相談してみませんか？
【問合せ先】練馬警察署 03-3994-0110 (内線2162)

◎警視庁防犯アプリ「デジポリス」はこちらから
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/tokushu/furikome/digipolice.html