[小平市 防災・防災緊急メールマガジン] 防災・防犯 (No.643568)

【お知らせ】今更聞けない防災の基本『トイレ編』
大震災発生時に最も困ることは、断水等によりトイレが使用できなくなることです。過去の震災でも、通常の使用ができなくなり不衛生となったトイレの使用を避けるため、水分や食事の摂取を控えてしまう傾向がありました。その結果、血液が濃く固まりやすくなり、脱水症状が原因でエコノミークラス症候群や心筋梗塞になってしまうなどの健康被害が多く報告されています。備蓄品の中では見落とされがちですが、自分や家族の命を守るため、水がなくても使える災害用簡易トイレの備蓄を進めましょう。

【災害用簡易トイレとは】
断水等で水が使用できなくなった洋式トイレ等に専用の袋をかぶせて使用し、し尿を吸水シートや粉末状の凝固剤で固めて袋ごと可燃ごみとして処理できるものです。便座の代わりになる組立式のトイレがセットになった製品も販売されており、ホームセンター等でも比較的簡単に手に入れることができます。

【必要な備蓄量は】
成人の１日のトイレ回数を約５回として計算します。例えば、家族４人のトイレを一週間分備蓄する場合、５回×４人×７日＝１４０回分の災害用簡易トイレが必要です。