[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.845271)

平成３０年０３月０８日１１時００分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、８日夕方から９日にかけて大雨や雪解けによる低い土地の浸水、道路の冠水、土砂災害、河川の増水、なだれに十分注意してください。太平洋側では９日は高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　日本海を北東に進む低気圧が、９日は北海道付近に接近・通過する見込み
です。このため、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流入し、上空
約１５００メートルでは５月中旬から下旬並みの気温となるでしょう。また
、気圧の傾きも大きくなり、９日は海上で非常に強い風が吹き、太平洋側の
海は大しけとなる見込みです。

＜防災事項＞　
　北海道地方では、８日夕方から９日にかけて気温が上昇し、雪解けが急速
に進む見込みです。積雪が平年よりもかなり多くなっている所があり、３月
１日から２日にかけて大雪となった所もあります。
　このような状況の中で、８日夜遅くから９日にかけて太平洋側を中心に断
続的な激しい雨により大雨となるおそれがあります。大雨や急速な雪解けに
よる低い土地の浸水、道路の冠水や土砂災害、河川の増水、なだれに十分な
注意が必要です。また、雨により雪の重みが増して、農業施設等が倒壊する
おそれもあります。
　太平洋側では、９日はうねりを伴う高波にも警戒してください。
　北海道地方では流氷の動きが激しくなるので注意してください。

＜雨の予想＞
　８日１２時から９日１２時までの２４時間降水量
　　太平洋側西部　　　　　　　　　１５０ミリ　
　　日本海側南部、太平洋側東部　　１２０ミリ
　　日本海側北部、オホーツク海側　６０ミリ
　その後も降水量が増える見込みです。

＜波の予想＞
　９日の波の高さ
　　太平洋側　６メートル
　うねりを伴う見込みです。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の北海道地方気象情報は、８日１６時頃に発表する予定です。