[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.804280)

平成２９年１２月２５日１０時５０分
札幌管区気象台発表

日本海側南部では、陸上で２５メートル以上の非常に強い西の風が吹いています。北海道地方では、２５日から２７日にかけて暴風、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に厳重に警戒し、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　２５日は、日本海を北東へ進む低気圧と、本州の南岸から三陸沖を進む低
気圧がともに急速に発達し、２５日夜にはオホーツク海でひとつにまとまっ
て発達する見込みです。２６日は低気圧がオホーツク海でさらに発達し、２
７日にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。

＜防災事項＞
　日本海側南部では、陸上で２５メートル以上の非常に強い西の風が吹いて
います。北海道地方では、２５日は南よりの非常に強い風が西または北西の
風に急変し雪を伴い、海上では猛烈な風が吹き、海は大しけとなる見込みで
す。陸上でも人が立っていられないほどの風が吹くため、屋外での行動は危
険です。また、２５日は太平洋側を中心に雨が降り、激しく降る所もある見
込みです。大雨や雪解けによる低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注
意してください。なだれや電線着雪、高潮による低い土地の浸水にも注意が
必要です。
　２７日にかけては、強い寒気が流れ込むため、見通しのまったくきかない
猛ふぶきとなる所もある見込みです。暴風、猛ふぶきや吹きだまりによる交
通障害に厳重に警戒してください。高波や越波による沿岸付近の施設への被
害に警戒し、高潮にも注意してください。
　日本海側を中心に大雪による交通障害にも注意してください。
　
＜風の予想＞
２６日にかけての最大風速（最大瞬間風速）　西または北西の風
　日本海側
　　海上３０メートル（４５メートル）
　　陸上２５メートル（３５メートル）
　太平洋側
　　海上２８メートル（４０メートル）
　　陸上２３メートル（３５メートル）
　オホーツク海側
　　海上２８メートル（４０メートル）
　　陸上２０メートル（３５メートル）
非常に強い風は、２７日にかけて続く見込みです。

＜波の予想＞
２６日にかけての波の高さ
　北海道地方　　　　７メートル
海の大しけは、２７日にかけて続く見込みです。

＜雨の予想＞
２５日１２時から２６日１２時までの２４時間雨量
　日本海側　　　４０ミリ
　その他の地方　３０ミリ

＜雪の予想＞
２５日１２時から２６日１２時までの降雪量
　日本海側　　　４０センチ
　その他の地方　３０センチ
その後も２６日は日本海側を中心に降雪量が増える見込みです。

＜風の実況＞（アメダスによる速報値　単位：メートル）
１２月２５日００時から１０時までの最大瞬間風速と最大風速
渡島・檜山地方
　奥尻空港
　　　最大瞬間風速　３５．５　　　西　２５日０８時２０分
　　　　　最大風速　２８．６　西北西　２５日０８時１７分
釧路・根室地方
　釧路市幸町
　　　最大瞬間風速　３１．６　南南東　２５日０６時１９分
　　　　　最大風速　２４．３　南南東　２５日０６時２０分
胆振・日高地方
　室蘭
　　　最大瞬間風速　３０．５　　南西　２５日０９時３４分
　　　　　最大風速　２０．３　　南西　２５日０９時３７分

　今後、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してください。

　次の北海道地方気象情報は、２５日１６時頃に発表する予定です。