[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.762887)

平成２９年１０月２２日１６時０２分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、２３日朝から２４日にかけて台風第２１号の接近により太平洋側を中心に暴風や高波に警戒してください。太平洋側東部やオホーツク海側の内陸を中心に大雪による交通障害に十分注意してください。

＜気象概況＞
　超大型で非常に強い台風第２１号は、２２日１５時には日本の南の北緯２
９度５０分、東経１３４度２５分にあって、１時間におよそ４０キロの速さ
で北へ進んでいます。中心の気圧は９４５ヘクトパスカル中心付近の最大風
速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートルで中心から半径２８０キロ
以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風第２１号は、日本の南を速度を増しながら北上し、２３日夜には北海
道の南東海上に達し、温帯低気圧に変わる見込みです。

＜防災事項＞
　台風第２１号の接近に伴い、２３日朝から２４日にかけて、太平洋側の海
上で猛烈な風が吹き、海はうねりを伴い大しけとなる見込みです。暴風や高
波、沿岸施設への被害に警戒してください。
　太平洋側や日本海側南部の陸上では２３日朝から、非常に強い風となる見
込みです。人が立っていられないほどの風が吹くため、外出は危険です。
　また、台風の進路によっては、２３日から２４日にかけて寒気が流れ込み
、太平洋側東部やオホーツク海側の内陸を中心に、重く湿った雪が降り、平
地でも降雪量が多くなるおそれがあります。大雪による交通障害や農業施設
への被害、電線着雪や停電に十分注意してください。
　なお、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、強風、高波、
高潮にも十分注意が必要です。

＜風の予想＞　２３日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　北または北東の風
　太平洋側　　　　陸上　２５メートル（３５メートル）
　　　　　　　　　海上　３０メートル（４５メートル）
　オホーツク海側　陸上　１６メートル（３０メートル）
　　　　　　　　　海上　２３メートル（３５メートル）
　日本海側北部　　陸上　１５メートル（３０メートル）
　　　　　　　　　海上　２０メートル（３０メートル）
　日本海側南部　　陸上　２３メートル（３５メートル）
　　　　　　　　　海上　２５メートル（３５メートル）

＜波の予想＞　２３日に予想される波の高さ
　太平洋側　　　　　８メートル　うねりを伴う
　オホーツク海側　　５メートル
　日本海側北部　　　４メートル
　日本海側南部　　　６メートル

＜雨の予想＞
　２２日１８時から２３日１８時までの２４時間雨量
　北海道地方　　　１００ミリ

＜雪の予想＞
　２２日１８時から２３日１８時までの２４時間降雪量
　オホーツク海側　　　　　　　　４０センチ
　太平洋側東部、日本海側北部　　３０センチ

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してください。
　また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等の最新の台風
情報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は２３日５時頃に発表する予定です。