[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.576383)

平成２８年１２月２２日１５時５７分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、２３日未明から２４日にかけて、発達する低気圧の影響で大荒れの天気となる見込みです。猛ふぶきや吹きだまり、大雪による交通障害、暴風、高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　発達中の低気圧が、日本海中部にあって東北東へ進んでいます。この低気
圧は、２３日朝には渡島半島の西海上に達して、２３日夜には北海道の南海
上へ進む見込みです。一方、別の低気圧が２３日朝に北海道の南東海上に発
生して、２３日夜には発達しながら千島近海へ進み、２４日にかけて更に発
達する見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方は２３日未明から２４日にかけて、北または北東の風が雪を伴
い非常に強く、日本海側の海は大しけとなる見込みです。猛ふぶきや吹きだ
まり、大雪による交通障害、暴風、高波に警戒してください。
　また、渡島半島の西海上に進んだ低気圧通過の際には、風向の急変や風の
急激な強まり、天気の急変に注意してください。なお、湿り雪による電線着
雪や雪の多い傾斜地でのなだれ、太平洋側では高潮、太平洋側西部では大雨
による土砂災害にも注意してください。
　
＜風の予想＞２３日の最大風速（最大瞬間風速）　北または北東の風
　日本海側　
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）
　オホーツク海側　
　海上２３メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）
　太平洋側
　海上２０メートル（３０メートル）　陸上１５メートル（３０メートル）
　
＜波の予想＞２３日の波の高さ
　日本海側南部　　　　　　　　７メートル
　日本海側北部　　　　　　　　６メートル
　オホーツク海側と太平洋側　　５メートル

＜雪の予想＞２２日１８時から２３日１８時までの降雪量
　オホーツク海側と日本海側　６０センチ
　太平洋側　　　　　　　　　５０センチ
　２３日にかけての降雪は、湿った重たい雪となるでしょう。なお、その後
も２４日朝にかけて降雪量が多くなる見込みです。

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してくださ
い。
　
　次の「北海道地方気象情報」は、２３日５時頃に発表する予定です。