[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.499857)

平成２８年０８月０８日０５時０３分
札幌管区気象台発表

大型の台風第５号は、９日から１０日にかけて、北海道の南東海上を通過する見込みです。このため、太平洋側東部を中心に１０日にかけて海は大しけとなるおそれがあります。高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型の台風第５号は、８日３時には日本の東にあって、１時間におよそ３
０キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル
、最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで、中心の北東側
２８０キロ以内と南西側１７０キロ以内では、風速２５メートル以上の暴風
となっています。
　台風第５号は、９日にかけて関東の東海上から三陸沖に進み、９日夜には
、北海道の南東海上に達する見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、台風の北上に伴い、８日は太平洋側の海はしけ、うねり
を伴うでしょう。越波による海岸付近の施設などへの被害に注意してくださ
い。９日から１０日にかけては、太平洋側東部を中心に大しけとなる見込み
です。高波に警戒してください。
　また、北海道地方では、８日は前線や上空の寒気の影響で大気の状態が非
常に不安定となり、９日は台風の北上により暖かく湿った空気が流入するた
め、局地的に雷を伴い激しい雨が降る見込みです。大雨による低い土地の浸
水や土砂災害、落雷や降ひょう、農作物の管理に注意してください。また、
竜巻などの激しい突風のおそれもありますので、屋外の活動などに注意して
ください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。
　
　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜波の予想＞　
９日にかけて予想される波の高さ
　太平洋側　６メートル　うねりを伴う
　その他の海域　３メートル

＜風の予想＞
９日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　北海道地方　陸上１５メートル（３０メートル）
　　　　　　　海上２０メートル（３０メートル）

＜雨の予想＞
８日６時から９日６時までの１時間雨量の最大値
　日本海側とオホーツク海側　４０ミリ
８日６時から９日６時までの２４時間雨量
　日本海側とオホーツク海側　１００ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に留意
してください。また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等
の最新の台風情報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、８日１６時頃に発表する予定です。