[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.499722)

平成２８年０８月０７日１６時５６分
札幌管区気象台発表

大型の台風第５号は、９日から１０日にかけて北海道付近に近づく見込みです。太平洋側の海は８日からうねりを伴いしけるでしょう。また、９日には大しけとなるおそれがあります。高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型の台風第５号は、７日１５時には父島の北東約５５０キロにあって、
１時間におよそ２０キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は９７
５ヘクトパスカル、最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートル
で、中心の北東側２８０キロ以内と南西側１７０キロ以内では、風速２５メ
ートル以上の暴風となっています。
　台風第５号は、８日は伊豆諸島の東海上を北上し、９日は関東の東海上か
ら三陸沖に進む見込みです。

＜防災事項＞
　太平洋側の海では、台風の接近により、８日からうねりを伴いしけるでし
ょう。９日には風が強まり、大しけとなる見込みです。高波に警戒してくだ
さい。
　また、北海道地方では、７日夜遅くから８日夜遅くにかけて、前線や上空
の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。局地的に雷を
伴い激しい雨が降る見込みです。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、落
雷や降ひょう、農作物の管理に注意してください。また、竜巻などの激しい
突風のおそれもありますので、屋外の活動などに注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

　６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでい
る所があります。土砂災害に注意してください。

＜波の予想＞　
８日に予想される波の高さ
　太平洋側　４メートル　うねりを伴う
９日は、更に波が高くなり、太平洋側ではうねりを伴い大しけとなる見込み
です。

＜雨の予想＞
７日１８時から８日１８時までの１時間雨量の最大値
　オホーツク海側と日本海側北部　４０ミリ
　日本海側南部　　　　　　　　　３０ミリ
７日１８時から８日１８時までの２４時間雨量
　オホーツク海側　８０ミリ
　日本海側北部　　６０ミリ
　日本海側南部　　５０ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　今後、地元気象台・測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に留意
してください。また、台風の位置や進路については、気象庁ホームページ等
の最新の台風情報をご覧ください。

　次の北海道地方気象情報は、８日５時頃に発表する予定です。