[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.493882)

平成２８年０７月３０日１５時３４分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、３０日夜のはじめ頃まで、大雨による土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水やはん濫、低い土地の浸水に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意してください。

＜気象概況＞
　北海道付近には、引き続き３１日にかけて前線が停滞し、前線に向かって
南から暖かく湿った空気が流入するため、大気の非常に不安定な状態が続く
でしょう。

＜防災事項＞
　オホーツク海側や日本海側北部では、１時間に約７０ミリの非常に激しい
雨の降った所があり、地盤が緩んで土砂災害の危険度が高まっている地域が
あります。引き続き３０日夜のはじめ頃まで、局地的に１時間６０ミリの非
常に激しい雨が降る見込みですので、大雨による土砂災害に厳重に警戒する
とともに、河川の増水やはん濫、低い土地の浸水に警戒してください。

　北海道地方では、３１日にかけて、昼過ぎから夕方を中心に大気の状態が
非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、大雨によ
る低い土地の浸水や土砂災害に注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。
　
　なお、６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩
んでいる所があります。土砂災害に注意してください。

＜雨の実況＞（解析雨量による速報値）
３０日１２時から１５時の１時間雨量の最大値
網走地方　北見市常呂付近　約７０ミリ（３０日１５時００分）
上川地方　東川町付近　　　約５０ミリ（３０日１３時３０分）

＜雨の予想＞
３０日１８時から３１日１８時までの１時間雨量の最大値
　オホーツク海側と日本海側北部　　６０ミリ
３０日１８時から３１日１８時までの２４時間雨量
　オホーツク海側と日本海側北部　１００ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報に
留意してください。

　３０日５時２０分発表の北海道地方気象情報で、次の情報の標題を「雷と
突風及び大雨に関する北海道地方気象情報」と予告しましたが、「大雨と雷
及び突風に関する北海道地方気象情報」に変更しました。
　次の北海道地方気象情報は３１日５時頃に発表する予定です。